恋鐘の体を通じて感じるほろ酔いの感覚は、俺にとって新鮮で心地よかった。
雪菜さんと恋鐘の楽しそうな女子トークに混ざりながら、俺は恋鐘の体を少しずつ動かして、雪菜さんにさりげなく触れる。
肩を軽く叩いたり、たこ焼きを取り分ける際に指先が触れるようにしたり。
雪菜さんは特に気にしていないようで、笑顔で話を続けているけど、俺の心臓はドキドキしていた。
こんな可愛い子たちに囲まれて、しかもその一人になりきっているなんて、夢のような状況だ。
「ねえ、恋鐘、顔赤いよ? 大丈夫?」
雪菜さんが心配そうに恋鐘(俺)の方を覗き込む。
恋鐘の体が火照っているのはお酒のせいもあるけど、俺の興奮も混ざっているのかもしれない。
「う、うん、大丈夫! ちょっと酔っちゃっただけかな、へへっ」
恋鐘の声で答える俺。
恋鐘の記憶を頼りに、彼女らしい口調を真似してみたけど、内心はバレないかとヒヤヒヤだ。
雪菜さんは「そっか、じゃあ少し休憩しようか」と優しく微笑んで、恋鐘(俺)の隣に座り直す。
その距離の近さに、俺はますますドキドキしてしまった。
恋鐘の体から感じる雪菜の温もりと、ほのかに香るシャンプーの匂い。
俺は我慢できなくなって、恋鐘の体を使ってさらに大胆な行動に出ることにした。
Post too long. Click here to view the full text.