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学校の七不思議、どうやら昔の文芸部が作った本らしい。
『図書館でポッキーゲームをすると魂が入れ替わってしまう。』
あまり他では聞かない七不思議だ。とちょうどポッキーをくわえながら読み進めようとした。
「清彦君、何読んでるの?」
声をかけられて振り向くと双葉さんが…
「「あっ」」
くわえたままのポッキーの先が、振り向いた拍子に双葉さんの口に入る。
え…?双葉さんじゃなくて…俺!?そう、俺が驚いた顔をしてポッキーをくわえて、俺を見つめていた。
しばらくしてお互い入れ替わったことを理解し、俺は読んでいた本の七不思議の話をした。
「ねぇ、じゃぁもう一回ポッキーをくわえたら戻るんじゃないかしら」
カマっぽい自分が気持ちわるいが、それしかなさそうだった。
だが…戻らなかった。
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「もしかしたらこの本に戻る方法が書いてあるかもしれない」
だが続きを読んでみると、ポッキーゲームで入れ替わった男女は同じ方法で戻ることはできないと書いてあった。
だが読み進めるうちに、別の七不思議にも体や性別が入れ替わる物があることがわかってきた。
「他の不思議でもう一度入れ替わるならできるかもしれない」
「それしかなさそうね。どういうのがあるの?」
#1. 夜の保健室でセックスした男女は入れ替わってしまう。
#2. 旧校舎の一番奥のトイレでオナニーすると、花子さんに性別を変えられてしまう。
#3. 廃部になった演劇部の衣装を着ると、その服にふさわしい体に変身する。
#4. せっかく入れ替わったので、慎重に調べてからとか理由をつけて、戻る前に一晩双葉さんの体で楽しんでみる。