度重なる快感の波に、俺の思考は完全にショート寸前だった。
もはや、お淑やかで包容力のある「文香お姉さん」を演じる余裕なんて、これっぽっちも残っていない。
「あーっ、くそっ、キヨヒコ! お前、マジで加減ってモンを知らねぇのかよ!」
乱れた黒髪をシーツに散らしながら、俺はついに素の「トシオ」の口調で叫んでしまった。
極上のソプラノボイスと、豊満な美女の身体。それなのに、言葉遣いだけが完全に男の地に戻ってしまっている。
「ははっ、やっと素が出たな、トシオ。その言葉遣い、待ってたよ」
キヨヒコは顔を上げると、ニヤリと底意地の悪い、けれど最高に嬉しそうな笑みを浮かべた。そして、俺の脚の間に自分の身体を滑り込ませ、両手を俺の手のひらに重ねて指を絡め、シーツにぐっと押さえつける。
お互いの顔が正面から向き合う、密着した正常位の体勢。
キヨヒコは俺の目を見つめたまま、再びその熱く硬いものを、今度は真正面から、容赦なく最奥まで沈み込ませてきた。
「ひぐっ!? ぁ、くっ……ばか、お前、一気に入れすぎだろっ……! ああっ!」
「痛かったか? でも、お前の中、俺をめちゃくちゃきつく締め付けてるぜ?」
「うるせぇっ! んんっ、ああっ! 待て、お前、腰動かすの早……っ、んぁっ!」
正面から体重をかけられ、容赦なく突き上げられるたび、俺の身体はベッドの上で大きく跳ねた。
文香の豊かな胸が、キヨヒコの広い胸板に何度も打ち付けられ、形を変える。
「くそっ……ああっ! なんで、こんなっ、気持ち、いいんだよ! キヨヒコぉっ!」
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