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63d95bec No.791[Reply]



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6d7e6db7 No.790[Reply]



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56b859a8 No.781[Reply]

42dd53a0 No.785

僕の家はお金持ちだ。メイドもたくさんいる。
でもそのメイド達はお父さんが買ってきた隷属種族の女の子ばかりだ。耳や尻尾は違うけど、言葉も通じるし同じ人間なのにヒドいと思った。

「え?大丈夫ですよ?私たち、隷属種族ですから、飼っていただいて服従するのが幸せなんです。そういう生き物なんです」
「それはそう教え込まれてるからだよ。なんとか解放してあげたい」
「坊ちゃま、そんなの嫌です。私たちはお父様にいっぱいうご奉仕したいんです。どうしたら分かっていただけるのでしょう。体を入れ替えることができれば、すぐわかると思うのですが…」

僕は思い出した。お父さんが危ないから触るなといっていた、我が家に伝わる、精神を入れ替える魔導器。スパイをライバルに送り込むのに使うって言ってた。
「体、入れ替えれるよ。こっちに来て」

42dd53a0 No.786

「どうですか?隷属種族の女の子になってみて」
僕はそのメイドさんの体になっていた。でも…
「やっぱり人間と変わらないよ。ちゃんと自分で考えれるし」
「そうでもありませんよ。ほら、坊ちゃまもエッチなこと、知ってるでしょ?おっぱい揉んだりあそこイジったり、エッチなことしなさい」

「え、そんな恥ずかしいし、君の体で勝手にそんなことできないよ!」
思わずそう逆らってしまったけど、すごく悪いことをしてしまった気分になる。お父さんのいいつけを守らなくて怒られそうな時の気分だ。

「坊ちゃま、自分で言い出したことでしょ?ちゃんと体験しなさい。…そう、これは命令ですよ」
「はい!」
思わず応えていた。命令…ぁ…言われた通りおっぱい揉むの、安心する…ん、それに…なにこれ、これが女の人の…ぁ、あ、ああ

42dd53a0 No.787

「素直に言うこときけて、いい子ですね」
そう褒められてすごく嬉しかった。もっと褒められたい…
「次、何すればいいの?」
「ほら、もうすっかり濡れてる。ここにね、もっと指を深くまでいれてみなさい」
「はい…ぁ、ああ♪」
「可愛く感じちゃって、可愛い。人間様がわたしたちに命令したい気持ち、なんだか分って来たかも」

気持ちいい…嬉しい!言うこときくのも、褒められるのも、安心で、あったかくて…ぁ、ぁ、あ、なんだろう…
「もっと…甘えたい、僕もう大きいのにおかしいよ、でも…甘えたい…」
「それが隷属種族の気持ちですよ。おおきくなっても、甘えていいんです。
じゃぁ、久しぶりに旦那様に甘えてきたらどうですか?わたしのふりをして行けば、いっぱい命令してくれて、いっぱい服従できて、いっぱい甘えて、いっぱい褒めてもらえますよ」
「…うん!僕、行ってくる!」

42dd53a0 No.788

「ぁ…ぁ、あ、お父さ…旦那様ぁ♪」
「さぁ、もっと股を開いて、私を受け入れなさい」
「はい…ぁ、ぁ、ああ、おちんちんが…こんな…あああああ♪」
「いい子だね、もっと好きなように楽しみなさい」
「うん、もっと、もっとぉ…大好き、お父…旦那様、大好きぃいい♪」
すごく嬉しい、すごく気持ちいい。メイドさんの言った通りだったんだ、隷属種族は全然不幸なんかじゃなかったんだ。僕が勝手にそう思ってただけなんだ。

でも…うらやましいなぁ。こんなにお父様に甘えて、お父様に褒めてもらえて。
「坊ちゃま、本当にわたしに言われた通り、旦那様に抱いていただいてきたのですね。すっかりメスの表情になってカワイイ♪…ふふ、なんだか人間がわたしたちを飼いたがる気持ち、分かりますわ」
「僕も…疑って悪かったよ。僕も、隷属して幸せな気持ち、うらやましいくらいだよ」

42dd53a0 No.789

「じゃぁ、ね、命令してあげます。もう戻らずに、ずっとわたしとして、メイドとして働きなさい。上手にできたら、褒めてあげますから」
え…ずっとこのまま?あぁ、僕、すごい命令されちゃった!絶対、絶対うまくやって、褒められなくちゃ。

「はい、……坊ちゃま、これからもいっぱい可愛がってください♪」
「あぁ、すごい、誰かを隷属させるって、こんなにゾクゾクするのね!さぁ、今度は私が一晩可愛がってあげる。その体の気持ちいいとこ、ぜーんぶ教えて完全に隷属させちゃう…いや、させてやる」
「はい♪わたしもいっぱいご奉仕して、早く立派な隷属種族になります♪」
あぁ、僕、もう勉強まなにもしなくていい。何も考えずに言うこときいて、可愛がってもらえばいいんだぁ♪



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38363174 No.700[Reply]

38363174 No.783

ある日、俺は女になった。世界でも数例しかない「性転換症候群」って病気らしい。医者には「治療法はない」って突き放されて、戸籍まで女に変えられた。信じられないことに、俺の胸は160cmもある。平均よりデカいこの乳房、触れるだけでビクンと反応するほどの敏感さだ。

俺は陸上部だった。この身体になっても部活を辞める気はなかったけど…すぐに思い知った。女の身体、弱すぎる。

この世界、女の胸は平均150cmもあるって話だ。男だった頃は、必死に胸を揺らして走ってる女たちを仲間と笑いものにしてた。「乳イキするまで何秒持つかな」なんて賭けまでしてた。でも、今なら分かる。彼女たちは必死に戦ってたんだ。

服を着るのだって一苦労だ。歩くたびに胸が揺れて、ユニフォームが擦れるだけで身体が跳ねる。50m走なんて、まだ完走できやしない。走ってる最中に転んで、地面にデカい胸を叩きつけたときは、全身に電撃が走ったみたいで…頭が真っ白になって、下がじゅわりと濡れてしまった。恥ずかしくてたまらないのに、身体は勝手に反応する。

試しに胸を触ってみたら、ゾクゾクするような快感が押し寄せてきた。気持ちよすぎて、つい自分で揉み続けて…夢中になってたらいつの間にかイッてた。情けない顔で、潮まで吹いてしまった。乳首にはまだ触れてない。服が擦れるだけでこんなに感じるのに、乳首なんて触ったらどうなるんだ…想像しただけで怖い。

でも、部活は絶対に続ける。こんな身体に負けるなんて、俺のプライドが許さない。今日こそ、50m走を走り切るんだ。

このユニフォーム、俺のために作られた特注品だ。胸の揺れを抑える機能はあるけど、乳房の形も乳首の突起も丸わかり。ピンクのタンクトップが汗で張り付いて、まるで裸みたいな感覚だ。しかも、このデザイン…胸を強調するように作られてる。女になってから気づいたけど、男たちの視線がめっちゃ熱い。グラウンド脇で見られてると思うだけで、乳首がじんじん疼いて、勝手に硬くなってくる。

俺、変なのかな…。元は男なのに、こんな格好で見られるたびに身体が疼く。羞恥心で顔が熱くなるのに、どこかで「もっと見られたい」って気持ちが湧いてくる。走りながら視線を感じると、頭が混乱してくる。胸を隠したいのに、無意識に突き出すような姿勢になってしまう。心の奥底で、感じてる姿を見せつけたいって…そんな欲求が疼いてる。
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38363174 No.784

「スタート!」

合図と同時にダッシュする。

でも、男だった頃の爽快な疾走感なんてまるでない。視界に入るのはレーンと、上下に揺れまくる俺のデカい胸だけ。160cmもある乳房が一歩ごとにズシリと跳ねて、ピンクのユニフォームが乳首を容赦なく擦る。ゾクゾクする快感が全身を駆け巡って、喘ぎ声が漏れそうになるのをグッと堪える。でも、下はもうダメだ。メス汁が太ももを伝って滴り落ちる。汗だ、汗に違いないって自分に言い聞かせるけど…無理がある。

快感に耐えながら走るけど、ゴールはまだ遠い。頭の片隅で、また途中で乳イキするんじゃないかって恐怖がよぎる。絶対ダメだ、乳イキなんてしない! 今日こそゴールするんだって自分を奮い立たせる。

決意を固めて、思い切り足を踏み出した瞬間――身体が大きく傾いた。この世界の女は、胸の重さを常に考えて動かないとすぐ転ぶ。分かってたのに、焦る気持ちが勝ってしまった。次の瞬間、地面にデカい胸を叩きつけてしまう。

「!!❤ ン゛ッ…ひぃい゛ぃ゛ーーーッ❤❤ お゛ッ❤ あ゛ぁ゛ッ❤」

強烈な快感が全身を貫く。情けない喘ぎ声がグラウンド中に響き渡って、男たちの視線が一気に突き刺さる。でも、そんなこと気にしてる余裕なんてない。地面に押し潰された乳首から電撃みたいな快感が広がって、頭が真っ白になる。下からは盛大に潮が吹き出して、グラウンドにいやらしい水たまりを作る。白目を剥いて、アヘ顔を晒した無様な姿。俺はただの雌になって、その場から一歩も動けなくなった。

しばらくして、他の部員二人に両脇を持たれてレーンの脇にポイッと捨てられた。女部員なんてこんな扱いかよ…ってぼんやり思うけど、絶頂の余韻が強すぎて頭が働かない。身体がビクビク震える中、俺は砂まみれの地面に放置された。見られたいって本能が疼く一方で、こんな姿を晒した自分が情けなくて、涙が滲む。



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f0cf1bc3 No.782[Reply]



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b8444510 No.653[Reply]

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29233ecf No.775

「これはオレのだ。」
清彦は手を伸ばし、震える指で背中に触れた。そこには、ぬめった、節くれだった何かがあった。俊明先輩や双葉の背中にいたものと同じ、芋虫エイリアン。
「な…んだ、これ…?」
清彦の声が震えた。だが、それ以上に、彼を震撼させたのは、体の異変だった。触手の愛撫が引き起こした快感の余韻が、まだ芯に残っている。胸を揉まれた感覚、股間を撫でられた感覚——それらが、まるで女性的な体にしか起こりえないものだと、ようやく気づき始めた。清彦は恐る恐る手を胸に這わせた。そこには、男のものではない、柔らかく、丸みを帯びた膨らみがあった。服の下で、触手の愛撫に反応して敏感になった肌が、熱く疼く。
「俺…女に…?」
清彦の頭が混乱した。平凡な男子学生、なのに体の感覚がそれを否定する。股間の愛撫がなぜあんなに気持ち良かったのか。胸を揉まれた感覚が、なぜあんなに鋭かったのか。触手の愛撫が引き起こした絶頂の記憶が、ねっとりと彼の意識に絡みつく。清彦は自分の体を確かめるように、震える手で股間に触れた。そこには、男のものではない、柔らかく、敏感な部分があった。触手の愛撫が、その部分を執拗に刺激した感触が、鮮明に蘇る。清彦の体が、意に反して震えた。
清彦は気づいていなかった。ずっと前から彼の背中に芋虫エイリアンが寄生していたこと。ずっと前から彼の体は女体化していたこと。認識阻害の力で、彼は男として日常を過ごしていた。誰も気づかず、清彦自身も気づかず、ただ「普通」の日常を繰り返してきた。
清彦は震えた。恐怖となぜか抑えきれない興奮が混ざり合う。その体が感じた快感が、あまりにもリアルで、あまりにも甘美だったから。清彦は唇を噛み混乱を押し殺した。
「…先輩…!」
清彦は我に返り、床に倒れている俊明先輩に目を向けた。意識はまだ戻っていないが、息はしている。清彦は立ち上がり、先輩の体を抱き上げようとした。だが、力が入らない。触手の愛撫と絶頂の余韻で膝が震える。
その時、清彦の背中から伸びた触手が、まるで彼の意志を汲むように、先輩の体を優しく支えた。触手の力は驚くほど強く、俊明先輩の体を軽々と持ち上げる。清彦は一瞬怯んだが、
「保健室…連れて行く…!」
保健室のベッドにそっと先輩を横たえた。先輩の胸が微かに上下し、命に別状はないようだった。清彦は安堵の息をつき額の汗を拭った。
保健室の静寂が清彦の意識を自分の体へと引き戻した。清彦の視線が、ゆっくりと自分の体に落ちた。
「…俺の、体…」
震える手で、制服のシャツの裾を掴んだ。ためらいながらも、ゆっくりとシャツをめくり上げる。現れたのは、男のものではない、柔らかく丸みを帯びた胸だった。ささやかだが、確かにそこにある膨らみ。肌は滑らかで、触手の愛撫に反応してわずかに紅潮している。清彦の指が、恐る恐るその胸に触れた。柔らかい感触が、指先に伝わる。触手の愛撫が引き起こした快感の記憶が、ねっとりと蘇る。胸の頂を擦られた感覚、揉みしだかれた感覚——それらが、まるでこの体が女性的なものである証拠のように鋭く響く。

29233ecf No.776

清彦の息が乱れた。さらに手を下げ、ズボンのファスナーを震える指で開ける。ズボンを下ろし、股間に目を落とした瞬間、頭がクラクラした。そこには、男の象徴であるはずのものがなかった。代わりに、滑らかで、ツルツルとした、女性的な輪郭の股間が広がっている。触手の愛撫が、なぜあんなに気持ち良かったのか。その理由が、目の前の現実として突きつけられた。
「俺…女…?」
清彦の体が震えた。ささやかな胸、ツルツルな股間——この体は、紛れもなく女のものだった。記憶の中の「男」の日常が、目の前の体がそれを否定する。
その時、頭の中に断片的な記憶が蘇り始めた。認識阻害の霧がゆっくり晴れるように記憶の扉を開いていく。
それは一年前の夏の夜だった。清彦はベッドで深い眠りに落ちていた。奇妙な気配が彼の体に忍び寄った。背中に、冷たくぬめった何かが這う感覚。芋虫エイリアンが、清彦の背中に張り付いた瞬間だった。
芋虫は静かに、しかし確実にその力を発揮し始めた。芋虫から細い触手が無数に伸び、清彦の体を這う。触手はまるで意思を持ったように、滑らかに、執拗に動いた。それらは清彦の体にセパレートビキニのような形を作り上げた。胸を覆う二つの三角形の触手パーツ、股間を包み込むもう一つのパーツ。股間の触手は、清彦の男性器を完全に覆い、まるでそれを封印するように密着した。触手の表面は金色のぬめった光沢を放ち、まるで生きている下着のように清彦の肌に吸い付く。
触手ビキニの裏側には、細かい突起が無数に蠢いていた。繊毛のように柔らかく執拗に動く突起が清彦の肌を愛撫し始めた。胸の突起は、ささやかな膨らみをなぞり、愛おしむように擦る。股間の突起は、チンコを包み込んだ部分を軽く押し込み、まるでその感度を確かめるように動く。突起の動きはねっとりと、まるで清彦の体を味わうように緩慢だった。粘液が肌に塗り込まれ、冷たい感触が熱い快感に変わる。
清彦は異変に目を覚まし身悶えた。体が意に反して震え、甘い喘ぎが唇から漏れる。触手ビキニの繊毛突起が、胸の頂を執拗に擦り、軽く摘むように動くたびに、鋭い快感が背筋を走る。股間の突起が、チンコを包み込んだ部分を撫で愛撫する快感が、まるで体の奥から湧き上がるように清彦を飲み込む。体が弓なりに反り、汗と粘液にまみれた肌が熱く疼く。なのに、認識阻害の力によって清彦はその快感を「夢」だと変換した。
その日から、触手ビキニは清彦の体を変え始めた。繊毛突起の愛撫が、体の細胞を書き換えるように、ゆっくりと女体化を進めた。胸を覆う触手パーツの下で、ささやかな膨らみが形成されていく。突起がその膨らみを揉みしだき、執拗に擦るたびに、胸が敏感になり、女性的な形に整えられていく。股間の触手パーツは、チンコを包み込んだまま、その部分を徐々に変形させた。突起が執拗に撫で、押し込むたびに、男性的な器官が縮小し、滑らかで女性的な輪郭に変わっていく。粘液が肌に染み込み、体の奥を女性的な構造へと作り変える。
清彦は気づかなかった。認識阻害の力によって触手ビキニを「普通の下着」だと思い込んでいた。朝、目を覚ますと胸を覆う触手パーツを不自然に思わない、股間の触手パーツはパンツだと思っていた。鏡を見ても体の変化に疑問を抱かなかった。ささやかな胸の膨らみ、滑らかな股間——それらが、まるでずっと前からそうだったかのように意識に溶け込んでいた。
だが、触手ビキニの愛撫は止まなかった。学校の授業中、友達と話している時、夜のベッドの中——どんな時も、繊毛突起が清彦の体を愛撫し続けた。胸を撫で、股間を擦り、まるで体の女性的な部分を育てるように、執拗に刺激する。清彦の体が意に反して熱くなり快感に震える。なのに、彼はそれを「普通の体の反応」だと信じていた。
数日後、触手ビキニはさらに進化した。芋虫から新たな触手が伸び、清彦の体を覆い始めた。胸と股間を覆っていたセパレートビキニが、まるで生き物のように成長し、全身を包むタイツのような形に変わった。頭部を除くすべての肌を、白くぬめった触手が覆う。触手タイツの内側には繊毛突起が無数に蠢き、清彦の全身を愛撫し始めた。

29233ecf No.777

全身触手タイツの裏側突起は、胸、股間、腹、太もも、背中——あらゆる部分を執拗に愛撫する。胸の突起はすでに女性的な形に育った膨らみを揉みしだき、頂を執拗に擦る。股間の突起は完全に女性的な輪郭に変わった部分を撫で、深部を探るように刺激する。腹や太ももの突起は、肌をなぞり、まるで全身を快楽の海に沈めるように動く。粘液が全身に塗り込まれ、冷たい感触が熱い快感に変わる。
清彦は身悶えた。体がガクガクと震え、甘い喘ぎが唇から漏れる。触手タイツの愛撫は、まるで清彦の体のすべての神経を支配するように、執拗だった。快感が波のように押し寄せ全身を突き抜ける。清彦の体が弓なりに反り、汗と粘液にまみれた肌が熱く疼く。なのに認識阻害の力によって、彼はその異常さに疑問を抱かなかった。触手タイツを「普通の服」だと思い、快感を「体の自然な反応」だと信じていた。
そしてある夜、触手タイツが清彦の体からはがれた。まるで役目を終えたかのように、蛹から蝶が生まれるように、背中の芋虫だけが残った。清彦の体は完全にメス化していた。胸の膨らみ、滑らかな股間、柔らかな肌——それらが、まるで最初からそうだったかのように、自然にそこにあった。だが認識阻害の力によって、清彦は自分の体を「普通の男の体」だと思い込み日常を過ごし続けた。
「芋虫エイリアンは、女性を狙う」
頭の中に響く声が、その真実を告げた。
「繁殖のためだ。オレたちはオスしかいない。だから、女を苗床にする。だが、まれに男にも寄生する。その時は…男をメスに変える。」
清彦の体が凍りついた。胸が、股間が、触手の愛撫の記憶で疼く。女体化された体が、まるで芋虫の所有物であるかのように敏感に反応する。
「お前は、オレの苗床だ。」
はっきりと告げられる。清彦は戦慄した。自分の体を繁殖のための道具として作り上げられていたこと。記憶の中で男として過ごした日常が、すべて認識阻害の幻だったこと。
保健室の静寂が、清彦の意識をさらに深く自分の体へと引きずり込んだ。認識阻害の霧が薄れ、隠されていた記憶が次々と蘇る。
それは、学校の男子トイレ。清彦はいつものように立ちションしようと、ズボンを下ろし股間に手をやった。だが、その時、違和感があった。いつもならチンコを握って尿を放つはずなのに、手に触れたのは、滑らかでツルツルとした女性的な輪郭だった。清彦は一瞬困惑したが、認識阻害の力によってその違和感をすぐに忘れた。
「…あれ?」
尿を放とうとした瞬間、股間から温かい液体が流れ出した。だが、それはチンコからではなく体の奥、女性的な部分から溢れ出ていた。清彦の太ももを伝い、床に滴る。ねっとりと液体が肌を濡らす。清彦は慌てて拭き取った。股間の滑らかな感触、尿が流れ出る感覚——なのに、認識阻害の力は、その記憶をすぐに曖昧にした。清彦は「失敗しただけ」と自分を納得させた。だが、今その記憶が鮮明に蘇る。チンコだと思っていたものは存在せず、あの温かい液体はマンコから流れ出ていた。清彦の体が羞恥に震えた。
それは夜、清彦がベッドに横たわり男としてチンコを握り、快感を追い求める自慰——そう思っていた。だが手が握っていたのは、チンコではなかった。背中の芋虫から伸びた触手だった。ぬめった冷たい触手が、清彦の手を絡め取り、まるで彼の動きを導くように動いていた。清彦が「しごいている」と思っていた間、別の触手が、股間の女性的な部分を執拗に愛撫していた。触手の先端が、濡れた花弁をなぞり、ねっとりと、まるでその部分の感度を確かめるように、触手が深く入り込み刺激を続ける。清彦の体が、意に反して熱くなり、甘い喘ぎが唇から漏れる。

29233ecf No.778

「う…っ…!」
触手の愛撫は、まるで清彦の体の奥底を探るように、執拗だった。股間の敏感な部分を撫で、擦り、まるで快楽の中心を的確に捉えるように動く。もう一本の触手が、胸に這い、ささやかな膨らみを揉みしだく。触手の粘液が肌に塗り込まれ、冷たい感触が熱い快感に変わる。清彦の体が、弓なりに反り、快感が全身を突き抜ける。官能的な波が、彼の意識を塗りつぶす。
だが、最も衝撃的な記憶は「射精」の瞬間だった。清彦は、快感の頂点で白い液体を放つ感覚を覚えていた。男としての、当然の反応だと思っていた。だが、それは錯覚だった。触手が清彦の女性的な股間に太い触手を挿入し深く侵入していた。触手の先端が体の奥を突き、ねっとりと、まるで清彦の体を味わうように動く。清彦の体が、ガクガクと震え、快感に飲み込まれる。触手が体の奥に熱い液体を注ぎ込む——それは、芋虫エイリアンの中出しだった。
清彦の記憶の中でその感覚が鮮明に蘇る。触手の太い感触が、体の奥を満たす。ねっとりと、まるで清彦の体を自分のものと主張するように、触手が動く。熱い液体が、体の奥に流れ込む感覚。清彦の体が、意に反して震え快感に蕩ける。なのに、認識阻害の力によってそれを「射精」だと信じていた。羞恥と恐怖が清彦の胸を締め付ける。
さらに、記憶は続く。学校の教室、屋外の公園、電車の中——清彦が「普通」に過ごしていた日常の中で、芋虫の触手は彼(彼女)を犯し続けていた。感覚遮断の力によって、清彦はそれに気づかなかった。授業中に、触手が股間を撫で、胸を揉みしだく。電車の中で、触手が太い感触で清彦を貫き、熱い液体を注ぎ込む。清彦の体が、意に反して震え、快感に蕩ける。なのに、周囲の誰も気づかず、清彦自身も気づかず、ただ「普通」の日常を繰り返していた。
「俺…こんな目に…」
清彦はそのすべての記憶を思い出した。触手ビキニの愛撫、触手タイツの全身愛撫、女体化——それらが、ねっとりと、まるで体に絡みつくように脳裏に蘇る。清彦の体が震えた。羞恥がまるで熱い鉄のように胸を焦がし、顔が紅潮する。自分の体がこんなにも長い間、芋虫エイリアンの玩具だったこと。男だと思っていた自分が、すでに女体化され、苗床として作り変えられていたこと。恐怖と、なぜか抑えきれない快感の余韻が、甘く、危険に疼く。
羞恥と恐怖が胸を締め付ける。だが、それ以上に彼を苛むのは受け入れがたい現状と、果てしない前途への不安だった。
「俺…どうなるんだ…?」
まず、元の男の体に戻れるのか?科学的に、生物学的に、元に戻る方法はあるのか? 芋虫を剥がせば、元の体に戻れるのか? それとも、この体は永遠に「女」として固定されてしまったのか? 清彦の知識で答えは出ない。
次に敵エイリアンの数と規模。双葉の背中にいた芋虫、俊明先輩を襲った芋虫、そして清彦自身に寄生している芋虫。学校中に、町中に、世界中に、どれだけの芋虫エイリアンが潜んでいるのか? 認識阻害の力によって、誰もその存在に気づかない。その規模を想像すると、背筋が凍る。清彦一人で、こんな敵に立ち向かえるのか?
そして、なぜ自分だけ認識阻害が解けたのか。
最後に、背中の芋虫の動機。なぜコイツは味方をしたのか?芋虫エイリアンは、繁殖のために人間を苗床にする存在だ。清彦を女体化させたのも、その目的のはず。なのに、その真意は、まったくわからない。
「くそ…全部、謎だらけじゃん…」
清彦は唇を噛み、拳を握りしめた。考えるほど、頭が混乱する。現状を受け入れることも、未来を見据えることも、できない。なのに、体の奥に残る快感の余韻が、甘く、危険に疼く。清彦はそれを振り払うように首を振った。
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29233ecf No.779

「仕方ない…今は、やれるだけのことをやるしかない!」
清彦は声を絞り出し、背中の芋虫に問いかけた。
「力を貸してくれるんだろうな?」
清彦は拳を握りしめ、戦う決意を固めた。謎だらけの状況でも、今は前に進むしかない。
「これが戦闘フォームだ。」
次の瞬間、清彦の背中が熱く疼いた。まるで何かが爆発するように、芋虫から無数の触手が一気に伸び、清彦の全身を包み込んだ。触手は白くぬめった光沢を放ちながら、まるで生きている布のように清彦の体を覆っていく。その動きは滑らかで、まるで彼の体を愛でるように、執拗に這う。
触手は、清彦の体に沿って形を変えた。胸、腰、太ももを包み込み、まるで女性のドレスのように変化していく。裾は膝下まで伸び、肩には細やかな触手の装飾が花のように広がる。ウエストは絞られ、胸元はささやかな膨らみを強調するようにフィットする。下着からドレスまで、一体型の触手でできた戦闘フォーム。表面は硬質で、まるで甲殻のような光沢を放ち、攻撃を弾く鎧のようだった。だが、内側はまったく異なる。
「…なんだ、これ…?」
清彦は息を呑んだ。男なのに、ドレス。鏡があれば、自分の姿に愕然としただろう。記憶の中の自分——平凡な男子学生——には、こんな姿はありえない。なのに体の感覚が、それを否定する。ささやかな胸の膨らみ、滑らかな股間。女体化されたこの体には、なぜかこのドレスが「似合う」。清彦の頭が混乱した。
「いや…でも、今は女の体なんだから…いい、のか…?」
変な納得が、胸の奥で芽生える。男としてのプライドと、女体としての現実がせめぎ合う。羞恥と戸惑いが顔を紅潮させる。清彦は唇を噛み、自分を奮い立たせた。
触手ドレスの内側が、動き始めた。ドレスの裏側には、繊毛のような細かな触手が無数に蠢いていた。柔らかく、しかし執拗に動く繊毛が、清彦の肌を愛撫し始める。胸の繊毛は膨らみをなぞり知り尽くしたように擦る。頂を軽く突くたびに、鋭い快感が背筋を走る。股間の繊毛は、滑らかな女性的な部分を撫で、その感度を確かめるように、緩慢に動く。腹、太もも、背中の繊毛は、肌を這い、まるで全身を快楽の海に沈めるように刺激する。
「う…っ…!」
清彦はわずかに身悶えた。唇から漏れる甘い吐息を、慌てて噛み殺す。気持ち悪いはずなのに、触手ドレスの愛撫が、なぜか彼を強くする。ドレスの硬質な表面が、敵の攻撃を弾く鎧であると同時に、内側の繊毛が、彼の体を戦士として覚醒させるかのようだった。
「これなら…戦える…のか?」
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d6d8db28 No.760[Reply]

7baf79c3 No.761

白「ねぇ、私で遊んでいかない?お客さんのニンジンいっぱい食べたぁい♪」
青「あぁ、お金ないのかぁ。でも女になってバニーとして店で働いて返せるから。俺もそうなんだ、助けると思って俺を買ってくれよ」

いや、それって女になってバニーさんとして男にヤられるってことだよな?

白「え~?気持ちいいよぉ?私もう返済終わってるけど、続けてるもん。それにヤりたくなければフロアスタッフでもいいんだよ。給料は普通だから返済に時間はかかるけど」
青「俺は早く返したいから客取るけどな。でも休憩時間にタダで互いにレズで口直しできるし、悪くない」

2人とも元男なんだな。なのに男に抱かれて平気なのか?

7baf79c3 No.762

白「そういえば私、男だったんだ。今と比べて思い出してみると、男ってたいして気持ちよくないよね」
青「レズで女としてイくの気持ちよかったから試しに客とってみたけど、案外イけたぜ。タダで一発ヤった代償なら納得だな」

まぁ、白いのは論外だが、そんな感じなら、バニーとタダで一発ヤれるなら悪くないかな。
というわけで俺はエロそうな白いほうとヤって、黒バニーになった。

白「じゃ、さっそくお楽しみの休憩でレズろうか」
お、さっそく…!
青「ほんとはお客さんのニンジン欲しいけど、新人さんの調教もお仕事だからね~」
調…教…?

7baf79c3 No.763

白「ほら、偽物のニンジンでも、こんなに美味しいでしょ?本物はもっといいよ?」
ぁ…ああ♪だめ…調教、なんて…でも、これよりもっと…違う、だめ…ぁ、あ♪
青「じゃ、なりたてプランのお客様に来てもらうからな。本物のニンジン、ちゃんと味わえよ」
え、男と!?い、いやだ!男になんて…ぁ、ぁ、ぁ…ぁああ!



黒「お客さんの、すごく立派そう!なぁ、俺…わたしを買ってくれよぉ♪え?お金がない?そんなぁ、お客さんのぶちこんで欲しいのに…あ、そうだ、ここで働いて返すのはどうだ?」
青「そうそうバニーになって働くの。休憩時間は仲間同士でタダでレズり放題!」
白「わたしなんかぁ、もうつまんない男になんか戻りたくないくらい、とってもいいのよぉ!」



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496f2bfc No.731[Reply]

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db4d08f9 No.755

それはすなわち、俺、このまま俺にレイプされるってことじゃないのか!?
「や、やめろ!変態!俺だぞ!?自分で自分をレイプするんだぞ!?」
「いや、コピーだし、俺が男にレイプされたらどんな反応するのかな~、と。記憶統合しなきゃいい話だしさ」
やばい、こいつ目の色がおかしい。性欲に我を忘れてる!

「や、やめろ…あ!?」
「たしかオナニーしたとき、ここをこうされると」
「ぁ…だめ、そこは…ん、ぁ♪やめろ…ぉ…ぁ、だめ、気持ちよくなっちゃだ…めぇ♪」
「バイブとチンポ、どっちがいいかレポートよろしく」
「ひぃ!?それだけはやめ…ぁ、ぁ、ぁあ、ああ、あっーーーーー!」

気が付いたらアヘアヘ言って腰ふってた。気持ち良すぎて、もうどうにでもしてぇ、て感じだった。
「俺ですらこうなるのか。女体での経験を記憶統合した甲斐があったな。これならどんな女でも手籠めにできそうだ」
こっちはもうフニャフニャなのに、俺の本体は何をお気楽な…

db4d08f9 No.756

「じゃ、じゃぁ記憶統合し直して、今度こそ一人に戻ろう。もう男に戻りたいよ」
「え?自分にレイプされた記憶なんていらないし、普通に嫌だぞ」
ちょっと待て、じゃぁ俺はこのままAI扱いで実証実験が終ったらボディごと回収されてしまう!?

「そ、そんなことしたら、俺が何したかバラすからな!」
「いや、それ、俺逮捕されるけど、お前犯罪者と統合したいの?それにやっぱりコピーは普通に消されるだろ。うん、どうせそうなるなら今消してしまおう。それ、これを見ろ」
「あ…しまった…」
反射的に見た画面はメンテモードに入る裏コマンドだと思った時には遅かった。俺の意識は…

…あれ?
「あれ?俺メンテモードに落ちてたよな。でも消えてない…生きてる?」
「いやぁ、AIとは違う反応がもったいな…いや、可哀そうだと思ってな」
今もったいないって言った、絶対言った!

db4d08f9 No.757

「それで、そのままでも生きやすいようにセクサロイドプログラムをインストールしといた」
「セクサ…え…なんてことするのよ!え?あれ?わたし…え?わた…し?」
「女らしい態度にするサポートプログラムは正常に動作してるようだな」
「え、ぇえ~!そ、そんなの、わたし恥ずかしいよぉ!」

「大丈夫、これからもっと恥ずかしいことになるんだから」
「ひゃん!そんな、おっぱいなんか揉んじゃ…ぁ…ん、なに…これ?」
「男に抱かれる嫌悪感の抑制OK、性欲の補強OK」
え?なんだこれ、本当に嫌じゃない…気持ちいい…もっとしてみたくなる。やばい、なにこれ…
「だ、だめぇ…」
「でもしたいだろ?ほら、自分からキスして」

そ、そんなことするわけ…するわけ…
「ちゅ…ぺちょ…れろ…んはぁ♪」

db4d08f9 No.758

「従順化プログラム作動OK。良かったな。これで心からセックス楽しめるようになったぞ」
「そんなの…そんなの…ぁ…もっと…ぉ」
だめだ、このままじゃセクサロイドプログラムにどんどん浸食されてしまう。どこまでが本当の"俺"なのか分からなくなっていく。そうは分かっていても、人間にとっての本能レベルで書き換えられたことは俺だからよく知っている。
しょうがない…しょうがないんだよね、だから…

「さ、男が何して欲しいかよぉく分かってるだろ?奉仕プログラムに知識を明け渡せよ」
「だめ、そんなことしたらわたし、本当に…あぁ、でもご主人さまぁ、こういうの好きですよねぇ♪」

こうしてわたしは実験期間中、自分にご奉仕しつづけた。ご奉仕すればするほど気持ちよく幸せになっていった。
でもついに回収の日が来てしまった。
「ま、色仕掛けでもして、消されないように頑張るんだぞ。大丈夫、俺だったお前ならできる」
「はい!頑張ります!」

db4d08f9 No.759

実際うまくいった。研究所の所員はわたしの人間そのものの泣き落としと、男を知り尽くしたテクで、「この完成度のAIを消すわけにはいかない」と理屈をつけてわたしをマスコットにしてくれた。

でもうまくいきすぎたかもしれない。
「こんなAIはどうやっても育たない。もうこの子のコピーをセクサロイドとして商品化したらどうだろう」
その商品企画が通ってしまった。

だから今のわたしは、いくつめのコピーかもうわからない。でもきっと一番幸せな個体だと思う。だって、お買い上げいただいたのは…
「まだ自分の体は憶えているかい?」
「はい、ご主人様、勝手知ったるおちんちんに、またご奉仕できて嬉しいです♪」
「あぁ、また自分に犯される快感をたっぷり味合わせてやるぜ」



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e46d6c9c No.524[Reply]

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a014f2cd No.747

自分の夢に戻ってきても、まだぼうっとしていた。
胸の奥に残る甘い感触が、しつこく身体の芯をくすぐっている。

「初めてのお仕事、どうだったかしら。続けられそう?」

声の主は先輩サキュバス。
相変わらず、妖しい笑みを浮かべていた。
うまく言葉が出なくて、小さく頷くのが精一杯だった。

「初めてにしては上出来。効率とかはそのうち覚えればいいわ。さて……じゃあ、あなたが集めた精を回収するわね」

「え……?」

「じっとして……」

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a014f2cd No.748

夢の出来事なんて、大抵は目が覚めれば忘れてしまうものだけど、サキュバスとしての仕事の記憶だけは、やけに鮮明だった。
そのせいで、学校で友人の顔を見るたびに妙な意識をしてしまう。
夢の中では、僕はサキュバスになりきっていて、倫理観も羞恥もぜんぶ置き去りにしていたのに、現実ではそうもいかない。

夜に彼にしたあれやこれやを思い出すたび、顔が熱くなって、一人で勝手に赤面して、自己嫌悪に沈む。
なのに、当の友人は夢の記憶なんてまったくないらしく、それどころか、最近はやたら僕に好意的だ。
その感情がどこから来ているのかはわからないけれど、向けられる視線の温度に妙な熱が混じっていて、少し怖い。
しかも最近やけにやつれてて、学校も休みがちなのが気になっている。
たぶん、僕との毎晩のあれが原因だろう。

……そんなわけで、僕は彼以外の対象を新しく探す必要に迫られていた。

新しく友達を作るなんて無理だと思ってた。
ずっと、そういうことに向いてない人間だと思っていた。

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a014f2cd No.749

「あの……言いにくいんですけど……」

サキュバスの仕事を始めて数日が経った頃、僕は思い切って先輩サキュバス、もといお姉様に話を切り出した。

「ちょっと給料、少なくないですか? 一晩やって千円にもならないなんて、最低時給どころの話じゃないし……正直、わりに合わないなって」

お姉様はくすくすと笑って、いつもの艶っぽい目でこちらを見つめてきた。指先が僕の顎をなぞる。

「あら、いっぱしのサキュバスみたいな口を利くようになったじゃない。お金が欲しいなら、もっと搾精量を増やせばいいのよ。効率的なやり方、もう……知ってるわよね?」

彼女が僕から精を回収したときのやり方を思い出して、思わず顔をしかめた。
確かに、あれなら短時間で何人もの男から搾れる。効率は抜群だ。

……でも、口からの摂取はまだちょっと抵抗がある。

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a014f2cd No.750

僕は慌てて話をそらした。

「そうそう、狩場の話で思い出したんですけど、最近なんか妙に付き合いが増えてて。現実が充実してくると、やっぱり楽しいですね。毎日、友達とわいわいやってるんですけど……でもそうなると、やっぱお金が必要になるんですよ」

「……そう」

お姉様は唇に指をあてて黙り込んだ。
考えごとをするとき、いつもこの仕草をする。

「あなた……もしかしたら現実でも、無意識にサキュバスの力を使い始めてるのかもしれないわね」

「え? 現実で? サキュバスの力って、勤務時間外でも使えるんですか?」

思わず聞き返すと、先輩サキュバスは小さく頷いて肩をすくめた。

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a014f2cd No.751

「誘うだなんて……僕、そんなつもり……ありませんでした」

お姉様は長い髪を片手でかき上げながら、少し呆れたように笑った。

「でも現に、狩場は増えたじゃない。あなたがそうなるよう望んだからよ。違う?」

その言葉に、思わず唇を噛んだ。

「僕は普通の人間です。そんなことができるなんて……まるで、本物のサキュバスみたいじゃないですか」

震える声でそう返すと、彼女はふっと目を細め、鼻で笑った。

「本物のサキュバス?……ふふ、あなたなんてまだ研修中のペーペーじゃない。そんな深刻に考えなくていいのよ。魅了なんて、人間だって使える力よ。じっと見つめる、軽く触れる、化粧をする、香りをまとわせる、好意を示す。どれも魅了の一種。でも私たちは、それを意図的に、体系的に、増幅して使えるだけ」

そう言って身を乗り出し、僕の顎を指先ですくい上げた。
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b4b48937 No.743[Reply]



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