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「ふあぁ……よく寝た。……ん?」
俺、田中(仮名)、しがないサラリーマンだった転生者。
このファンタジー世界に転生してからというもの、俺は『憑依』というとんでもないチート能力を手に入れた。
他人の体に精神だけ入り込み、その人物として振る舞える。
しかも、前の主の記憶や技術も、ある程度引き継げるという優れものだ。
昨日は、とある公爵家に仕えるメイドの体に憑依して、一日中掃除洗濯、そして主人のセクハラ(!)を適当にいなしながら、メイドライフを満喫した。
いやあ、女の子の体って、いろいろと便利で面白い。
そして今日。
俺は、昨日まで仕えていたはずの、公爵家の令嬢、エレナ・ド・ラ・ヴァリエールの体で目覚めた。
「鏡、鏡……。おお……!」
豪華なベッドから起き上がり、鏡の前へ。
そこに映っていたのは、絹のように滑らかな青い髪、陶器のような肌、そして……。
「……でかッ!」
思わず、自分の胸を手で隠す(いや、隠しきれてない)。
メイドの体もそれなりだったが、エレナ令嬢のこの……この『凶器』とも言うべき豊満なバストは、格が違う。
これ、歩くたびに揺れて、大変なんじゃないか?(ニヤリ)
「昨日はメイド、今日は巨乳令嬢……。次は誰に憑依しようかな。王女様? それとも、聖女?
俺の、気ままな憑依ライフは、まだ始まったばかりだ!」
豪華な寝室に、不敵な笑い声が響いた。
よし、まずはこの体で、公爵家の最高級朝食を優雅にいただくとしようか!
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「よし、朝食……の前に、この体の感覚、もうちょっと確かめておくか。」
改めて、鏡の前で自分の体をじっくりと眺める。
昨日はメイドの体だったから、服の上からでは正確には分からなかったが、このエレナ令嬢の胸は……いや、胸なんて生易しいもんじゃない。
「凶器」を通り越して、もはや「奇乳」の域だ。
絹のような青い髪に、陶器のような白い肌。
その下に、圧倒的な質量が存在している。
これ、服、どうやって着るんだ?
「これ……。」
俺は、エレナの両手を使い、その巨大な膨らみを下から持ち上げてみた。
「――っ!」
思わず、息を呑んだ。
重い。
想像を絶する重さだ。
両手にずっしりと、その存在感がダイレクトに伝わってくる。
絹のような柔らかさ。
しかし、その奥にある確かな弾力と、生命の鼓動。
「これ……これが、女の……ううん、このレベルの女の感覚なのか……!」
自分の体(元男)には絶対にありえなかった、圧倒的な質量。
持ち上げるたびに、手のひらに伝わる感触が、脳を痺れさせる。
これだけで、一日中楽しめそうだ……。
これを持ったまま、公爵家の最高級朝食を食べるのか。
揺れすぎて食べにくいんじゃないか?
「……様? エレナ様? 起きていらっしゃいますか?」
その時、寝室のドアの外から、遠慮がちな声が聞こえた。
この声は……昨日まで俺が憑依していた、メイドのリーシャだ。
「……あ、ああ、起きているわ。入りなさい。」
慌てて胸から手を離し、エレナの、少し高飛車でお嬢様らしい声を出す。
ドアが開き、リーシャが入ってきた。
彼女の顔は、昨日の記憶があるせいか、どこか気まずげで、それでいて何かを隠しているような表情をしていた。
まあ、俺がエレナに憑依したことは、彼女は知らないはずだが……。
「おはようございます、エレナ様。お召し替えのご準備を……。あ。」
リーシャが俺(エレナ)を見て、一瞬、目を見開いた。
鏡の前の俺が、まだ自分の胸を意識したような、あるいはその余韻に浸っているような表情をしていたからかもしれない。
「……何か?」
エレナの、冷ややかな瞳でリーシャを見据える。
これ、昨日は俺がリーシャとしてエレナ(の前の主)を見ていた視線だな。
ククク、面白い。
「いえ、何でもございません。ただ……。」
リーシャは目をそらし、小さな声で続けた。
「昨日……リーシャは、何かおかしなことを申し上げませんでしたでしょうか?」
ああ、そうか。
昨日のリーシャ(俺)が、エレナに何か余計なことを言ったんじゃないかと心配しているのか。
メイドの身分で、公爵令嬢に失礼なことを言ったかもしれない、と。
「おかしなこと? ……さあ、覚えていないわね。」
俺は、エレナの、少し退屈そうな、しかしどこか含みのある声で返した。
昨日の記憶はあるが、エレナ自身はリーシャの言葉なんて気にしていないはずだ。
「そうですか……。失礼いたしました。」
リーシャは、どこかほっとしたような、しかし同時に、何かが引っかかっているような表情で、着替えの準備を始めた。
さて、この「奇乳」をどうやって服に収めるか、リーシャの手腕を見せてもらおうか。
そして、その揺れを楽しみながら、朝食会場へ向かうとしよう!
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「失礼いたします、エレナ様。コルセットをお締めしますね」
リーシャの手際は見事なものだった。
昨日まで自分がやっていた(いや、昨日は俺もメイドとしてこの屋敷の手伝いをしていたわけだが)作業だが、プロのメイドの手つきはやはり違う。
ぐっとコルセットが締め上げられるたび、行き場を失った大量の肉感が、上方へと容赦なく押し押し出されていく。
「くっ、苦しい……というより、すごい圧迫感だな」
「申し訳ございません、エレナ様。ですが、本日のドレスは胸元が大きく開いたデザインでございますので、しっかりと固定いたしませんと……」
リーシャは手際よく、高級感あふれるドレスのフリルやレースを整え、あの溢れんばかりの『奇乳』をなんとかドレスの中へと収め入れた。
だが、収まったとはいえ、隠しきれるはずもない。
むしろ、コルセットによって持ち上げられたことで、胸元の谷間はさらに深く、強調される結果となっていた。
「……できたわ、エレナ様。お召し替え完了でございます」
「ありがとう、リーシャ」
俺は立ち上がり、姿見の前に立った。
「おお……」
鏡の中に映っていたのは、まさに完璧な『巨乳貴族令嬢』の姿だった。
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美しく整えられた青い髪、優雅で気品あふれるドレス姿、そして何より――ドレスを突き破らんばかりに主張する、常識外れのバスト。
どこからどう見ても、男を狂わせるために存在するかのような美貌とスタイルの持ち主だ。
(くっくっく、完璧じゃないか……! この体で過ごす一日、実に楽しみだ)
俺は悦に入りながら、ふと自分の足元に目を向けた。
「……ん?」
見えない。
自分のつま先はおろか、ドレスの裾すら、まったく視界に入ってこないのだ。
「な……!?」
視線を下に落としても、そこに広がるのは圧倒的な胸の壁。
視界の下半分が、完全に自分の膨らみによって遮られている。
(うそだろ……!? 足元が全然見えないぞ!?)
「エレナ様? どうかされましたか? 顔色が……」
不思議そうに覗き込んでくるリーシャ。
「あ、いや……何でもないわ。ただ、少し……視界が狭いというか……」
「まあ、エレナ様ったら。いつものことでございますでしょう? お歩きになる際は、わたくしがお手元をお支えいたしますから、ご安心くださいね」
「い、いつものことなのか、これ……」
なるほど、エレナ令嬢本人はこの『視界遮断バスト』に慣れているらしいが、中身が元男の俺にとっては大問題だ。
階段を降りるときなんて、勘で足を運ぶしかないんじゃないかこれ!?
「さあ、エレナ様。旦那様と奥様が朝食の間でお待ちでございます。参りましょう」
「ええ……そうね。行きましょうか」
俺は、自分の胸の重みと、足元が見えないスリル(?)を噛み締めながら、ゆっくりと一歩を踏み出した。
一歩歩くたびに、胸元が『ずしん、ずしん』と揺れる感覚が全身に伝わってくる。
(く~っ! この揺れと重み、たまらん……! 足元が見えなかろうが、この最高の体験に比べたら安いもんだ!)
優雅なお嬢様の歩調を意識しつつ、俺はリーシャに導かれて豪華な朝食会場へと向かったのだった。