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/tachiha/ - たちは板κ

リレー小説用
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55841c7d No.3882

55841c7d No.3883

「はぁ……。今日も疲れたなぁ」
目の前で、サラサラの黒髪を揺らしながら制服のボタンを外していく美女――百瀬(ももせ)さん。
彼女こそが、今日の依頼主である冴えないサラリーマン・佐藤が憧れてやまない、会社の看板受付嬢だ。
俺の仕事は『憑依』。
ネットの裏掲庭で「どんな女にでも化けて、あんたの願いを叶えてやる」と割り切ったビジネスを始めてから、それなりに稼がせてもらっている。
まあ、依頼の9割は男たちのくだらない性的な妄想(ロマン)の片棒を担ぐことなんだけどな。
今日のオーダーはこうだ。
『受付の百瀬さんに憑依して、俺のアパートに来てほしい。あとは……俺の言う通りにして。お願い、一生の頼み!』
添えられた写真の通り、本物の百瀬さんはめちゃくちゃスタイルが良くて、清楚なオーラを放っている。
こんな高嶺の花が自分の部屋にやってくるなんて、佐藤にとっては国家予算並みの価値があるんだろう。
「それじゃ、ちょっと体、借りるぜ」
幽体(ゴースト)状態の俺は、百瀬さんが私服に着替え終えた瞬間、背後からスッと彼女の身体に滑り込んだ。
「――っ」
一瞬、視界がぐにゃりと歪み、次の瞬間には五感が書き換わる。
ふわりと漂うシャンプーの甘い香り。
タイトスカートに包まれた太ももの感覚。
そして、女性特有の少し高い目線と、軽い身体。
よし、同調(シンクロ)完了だ。
鏡を見ると、そこには完璧な美少女の姿。
だけど中身は俺。
カバンを肩にかけ、俺は百瀬さんの声(めちゃくちゃ可愛い)で小さく喉を鳴らした。
「……うん、声帯の調子もバッチリ。待ってろよ、佐藤。今からお前の『夢』を叶えに行ってやるからな」
受付嬢の清楚な仮面を被った俺は、ヒールをコツコツと響かせながら、夕暮れの街へと歩き出した。
依頼主の待つ、むさ苦しいアパートを目指して――。

4f698e61 No.3884

「とりあえず、まずは仕込みからだな」
駅に到着した俺――いや、今の姿は百瀬さんだが――は、改札をくぐる前に女子トイレへと駆け込んだ。
男子禁制の空間に堂々と入れるのは、この仕事の役得というか、何度やっても少し奇妙な高揚感がある。
だけど今は仕事中だ。
俺は個室をスルーして、大きな鏡のある洗面台の前に立った。
カバンから百瀬さんの化粧ポーチを取り出す。
本来、男の俺にOLのメイク術なんて分かるはずもないのだが、この能力の便利なところは『本人の記憶や身体感覚』が自然とトレースできる点にある。どのブラシを使い、どのパレットをどう塗ればいいか、手が勝手に動いてくれた。
「……よし、いつもより少し『盛る』か」
佐藤のオーダーは、普段会社で見せている清楚な受付嬢。だけど、男の部屋に行くんだ。
少しだけ夜の雰囲気を仕込んでおいた方が、あの手の男は狂喜乱舞する。
いつもよりアイラインを心持ち太めに、目尻を少し跳ね上げる。
リップは控えめなベージュ系から、血色感のある艶やかなグロスへと変えた。
鏡の中に、清楚さの奥にどこか艶っぽい色気を孕んだ、完璧な『男を誘う受付嬢』が完成する。
「うん、上出来」
自分の顔(百瀬さんだけど)に見惚れている暇はない。
俺はポーチをしまうと、足早にホームへと向かい、やってきた電車に乗り込んだ。
帰宅ラッシュのピークは過ぎていたが、車内はそれなりに混み合っている。
座席はすべて埋まっており、俺はドアの近くの吊り革に掴まった。
その瞬間、肌を刺すような違和感を覚えた。
(……あ、これか)
男の姿で生きている時は、全く気にも留めなかった『他人の視線』。
それが、女の身体になった途端、暴力的なまでの質量を持って押し寄せてくる。
正面に座っているリーマン。
スマホを見ているフリをして、俺の胸元に視線を固定しているのが丸わかりだ。
百瀬さんのこの豊かな胸、そしてタイトなブラウスの隙間から覗く鎖骨は、男にとって格好の標的なんだろう。
斜め後ろからは、俺の腰からお尻にかけてのラインをねっとりと舐めるような視線を感じる。
(なるほどねぇ……。女って、毎日こんな視線に晒されて生きてんのか)
不快半分、面白さ半分。
中身が男の俺だから客観的に分析できるが、これ、本物の女の子ならノイローゼになってもおかしくないぞ。
さらに、視線は男からだけではなかった。
隣に立つ同世代の女性からの、値踏みするような、あるいは羨望や嫉妬が混じったような、冷ややかな視線もなんとなく伝わってくる。
「この女、なんでこんな時間から気合い入ったメイクしてんの?」とでも言いたげな空気だ。
無数の視線に晒されながら、吊り革を握る手に少し力が入る。
だけど、このゾクゾクするような注目を集める感覚も、悪くはない。
「次は――、次は――」
アナウンスが響く。佐藤の待つ駅までは、あと3駅だ。
俺はこの全身に浴びる視線を、どこか楽しむような余裕を浮かべながら、電車の揺れに身を任せていた。

c87d4d24 No.3890

駅から目的のアパートまでは、歩いて十分ほどだった。
百瀬さんのスマホを借り、画面の地図アプリを頼りに暗い夜道を歩く。
ヒールがアスファルトを叩くコツコツという音が、静かな住宅街に響いていた。
「……ここか。なかなかの年季だな」
目の前に現れたのは、築三十年は経っていそうな木造の二階建てアパート。
階段を上り、目当ての部屋番号の前に立つ。一呼吸置いてから、俺はインターホンのボタンを押し、すぐさま『受付嬢・百瀬さん』の声を脳内でセットした。
『はい……?』
スピーカーから聞こえてきたのは、緊張で裏返った佐藤の声だ。
「お疲れ様です、佐藤さん。百瀬です。……お待たせしちゃいました」
声音は完全に、日中、彼が会社で聞き惚れているであろう、あの鈴を転がすような美声そのものだ。
『えっ、あ、ええっ!? 本物……!?』
ガタガタと部屋の奥で激しい物音がした後、チェーンが外され、勢いよくドアが開いた。
そこに立っていたのは、案の定、よれよれのTシャツを着た冴えない男。
彼は目の前に立つ、少し化粧の濃い、生身の百瀬さんを見て完全にフリーズしている。
俺はフッと艶然たる笑みを浮かべ、彼をすり抜けるように部屋へと足を踏み入れた。
「失礼します」
狭いワンルーム。
男の一人暮らしらしい散らかり具合だ。
ドアを閉め、振り返った俺は、いつものビジネス用のトーンに声を切り替えた。
「――はい、というわけで『ポゼッションデリバリー』です。ご指名ありがとうございます」
佐藤は目を白黒させながら、ゴクリと唾を飲み込んだ。
「あ、あの……。本当に、中身は……男、なのか?」
「それは知らない方がいいでしょ」
俺は百瀬さんの綺麗な人指し指を唇に当て、いたずらっぽく微笑んでみせた。
「私は私。今のあなたの前では、あなたがずっと憧れていた百瀬さんですよ。それで十分じゃないですか?」
夢から覚めさせないための、これもプロとしての配慮だ。佐藤は頬を赤く染め、コクコクと激しく首を振った。
「さて、佐藤さん。楽しい時間を始める前に、まずはきっちりとお金のお話をさせてくださいね。掲示板のルール通り、うちは完全現金の前払い制です。お持ちですか?」
カバンから一枚の料金表(スマホの画面)を提示する。
「基本料金は、この姿であなたの部屋に滞在する1時間で5万円。ここからオプションが入ります。手を繋ぐのがプラス3万、ハグがプラス5万。キスが10万……」
画面をスクロールしながら、淡々と事務的に告げていく。
「そして、佐藤さんが一番望んでいるであろう『最後まで』のフルコース。これを含めると、オプション諸々合わせて……総額で100万円近くになります」
「ひゃ、100万っ!」
佐藤が悲鳴のような声を上げた。
そりゃそうだ、しがないサラリーマンの月給数ヶ月分。
だが、リスクを背負って他人の身体を借りているんだ、これくらいの額をふっかけないと割に合わない。
「掲示板の概要欄にも『高額になります』って書いてあったでしょう? さあ、どうしますか? 憧れの百瀬さんと、一生モノの夜を過ごすか。それとも、このまま基本料金だけ払って私を帰らせるか……」
俺はわざとらしく、タイトスカートから覗くストッキング越しの脚を組み替え、佐藤を上から見下ろした。
百瀬さんの美貌という最強の武器を盾に、彼がどんな決断を下すのか、じっくりと品定めさせてもらうとするか。

45d4603d No.3893

「ある、よ。これ、全部、今月おろしてきた。一生に一度の勝負だと思って……!」
佐藤が震える手で差し出してきたのは、銀行の帯がついたままの厚みのある封筒。
中を確認すると、新札の福沢諭吉――いや、渋沢栄一がぎっしりと十枚、十束。ぴったり百万円だ。
これだけの大金を、ただの一夜の妄想のために吐き出すとは。
しがないリーマンの覚悟、確かに受け取った。
「ふふ、毎度あり。……確かにいただきました」
俺は百瀬さんの極上の笑みを浮かべ、その重みをカバンに収めた。
百万円。これだけの額を支払われたからには、こちらもプロだ。
完全無欠の『百瀬さん』になりきって、こいつを天国まで連れて行ってやる。
「じゃあ……まずは一緒にお風呂、行きましょ?」
俺は佐藤のよれよれのTシャツの裾を、百瀬さんの細い指先でツンとつついた。
「だって、佐藤さん。せっかくの特別な夜なのに、お互い汗ばんだままだともったいないでしょ? それに、どうせこの後、私に『いろんなところ』を綺麗にしてほしいんでしょう?」
上目遣いでそう囁くと、佐藤は顔を真っ赤にして、壊れたおもちゃのように激しく首を縦に振った。
男の浅はかな欲望なんてお見通しだ。
どうせフェラだの何だのを要求してくるに決まっている。
中身が男の俺としては、他人の汚い体のままで触られるのも触るのも御免だ。
ここで徹底的に洗浄(クリーニング)しておくのが互いのためでもある。
「ほら、脱がせてあげるから。じっとしてて?」
俺は佐藤の前に膝立ちになり、彼のTシャツを、そしてズボンをゆっくりと引き下げていく。
目の前にあるのは、鍛えられてもいない、いかにも冴えない男の肉体。
正直、男としての俺の視点から見ればただの『無』だが、今の俺は『百瀬さん』だ。
慈愛に満ちた、包み込むような視線で彼を見上げる。
「うん、いい子。……次は、私の番ね」
立ち上がった俺は、佐藤の熱い視線を全身に浴びながら、ゆっくりと自分の服に手をかけた。
まずは、少し濃いめに仕上げたメイクの唇から、わざとらしく吐息を漏らす。
そして、タイトなブラウスのボタンを、上から一つ、また一つと外していった。
パチン、と音が響くたびに、佐藤の喉が大きく鳴るのがわかる。
ブラウスを肩から滑り落とすと、白い肌と、豊満な胸を包む黒いレースのブラジャーが露わになった。
さらにスカートのジッパーを下げ、ストッキングと一緒に滑り落ちるように脱ぎ捨てる。
鏡でしか見ていなかった百瀬さんの完璧なスタイル。
それを、今度は自分がその身体を動かし、見せつける側として演出する。
男の視線に晒されるゾクゾク感と、百万円の報酬への高揚感が混ざり合い、脳内がじわじわと熱くなっていく。
下着姿になった俺は、豊かな胸元を強調するように少し前かがみになり、佐藤の耳元へ唇を寄せた。
「ねえ、佐藤さん。何呆然としてるの? ……一緒に入ろ?」
潤んだ瞳で誘いかけながら、俺は佐藤の手を引き、狭いユニットバスのドアを開けた。

ceb4f7b0 No.3939

湯気が立ち込める、狭いユニットバス。
換気扇の低い回る音だけが、やけに大きく響いている。
「あ、あの……百瀬さん、本当に、夢じゃないんだよね?」
シャワーの蛇口をひねり、お湯が勢いよく床を叩く。
佐藤はまるで、触れたら消えてしまう幻でも見るかのように、おずおずと俺の――百瀬さんの肩に手を伸ばしてきた。
「夢じゃないですよ。ほら、ちゃんと温かいでしょ?」
俺は彼の手を取り、百瀬さんの柔らかい手のひらを自分の鎖骨のあたりに導いてやった。
ドクドクと脈打つ心臓の音が、ダイレクトに彼の手のひらに伝わる。
佐藤の呼吸が一気に荒くなった。
「まずは、佐藤さんを綺麗にしてあげますね」
ボディソープをたっぷり泡立て、その泡を佐藤の胸や背中に広げていく。
中身が男の俺としては、冴えない男の身体を洗うなんて本来は苦行以外の何物でもない。
だけど、100万円という大金の魔力が、俺を完璧な『聖女』に変えていた。
「んっ……ふ、ぁ……」
佐藤が情けない声を漏らす。
いつも会社で冷たくあしらわれている高嶺の花に、全裸で身体を洗われているのだ。
彼のペニスは、すでに弾けんばかりに猛り狂っていた。
「もう……そんなにカチカチにして。ここも、綺麗にしてほしいんでしょう?」
俺は悪戯っぽく微笑むと、しゃがみ込み、彼のイチモツに手を伸ばした。
百瀬さんの記憶にある『男の扱い方』と、俺自身の男としての『どこをどうされたら気持ちいいか』という知識が、最悪の形でハイブリッドする。
泡にまみれた手で、亀頭の裏の敏感な部分を親指でじっくりと責め立てる。
「ひ、あ……ッ、百瀬、さん、それ、やば――」
「だめですよ、まだ出しちゃ。ちゃんとベッドまで我慢してくださいね?」
上目遣いでじっと見つめながら、絶妙な力加減で締め上げる。
佐藤は白目を剥きそうになりながら、必死で欲望を堪えていた。
一通り彼を洗い終え、シャワーできれいに流してやる。
次は俺の番だ。
佐藤の目の前で、自分の豊かな胸や、キュッと引き締まったウエストに泡を滑らせていく。
男の視線が、いやらしく俺の身体を舐め回しているのが生々しく伝わってくるが、今の俺にはそれすらも快感のスパイスだった。
「お待たせしました。……じゃあ、お部屋に行きましょうか」
バスタオルで簡単に身体を拭き、濡れた髪をそのままに、俺たちは狭いワンルームの、万年床の敷かれたベッドへと移動した。
部屋の電気を消し、街灯の薄明かりだけが差し込む。
ベッドに仰向けになった佐藤の上に、俺はゆっくりと跨がった。
百瀬さんの長い黒髪が、彼の顔にハラリと落ちる。
「佐藤さん。……私を、好きにしていいですよ」
その言葉を合図に、佐藤の理性が完全にぶっ飛んだのがわかった。
彼は獣のように俺の身体を抱きすくめ、百瀬さんの柔らかい唇に、貪るように自分の唇を押し付けてきた――。

c1b5cfff No.3949

舌が絡み合い、互いの唾液が混ざり合う濃厚なキス。
佐藤は必死に食らいついてくるが、その手つきや唇の動かし方はお世辞にも上手いとは言えない。
だけど、その拙さが逆に彼の必死さを際立たせていた。
俺は百瀬さんの柔らかな唇を巧みに使い、彼を翻弄するように舌を絡めてやる。
浅いキス、深いキス、時には下唇を優しく噛んでみたり。
憧れの受付嬢から与えられる甘い毒のような口づけに、佐藤は「ん……ぁ……ッ」と甘い悲鳴を上げながら、すっかり骨抜きになっていた。
じっくりと息が続く限りキスを堪能させてから、そっと唇を離す。
唾液の糸が、薄闇の中で銀色に光った。
「ふふ、息……上がってますよ? 佐藤さん」
「はぁ……はぁっ、百瀬さん、僕……実は、女の人と付き合ったこともなくて……どうしていいか、全然分からなくて」
顔を真っ赤にして情けなく白状する佐藤。
だが、彼の瞳の奥に宿っているのは、困惑ではなく――支配されたいという強烈な欲望だ。
「でもね、僕……本当は、男らしくリードするより……女性にリードされて、攻め立てられたいんです! ぐちゃぐちゃにされたいんです!」
「へぇ?」
なるほど。
冴えない男のプライドどころか、本性はドMの受動豚か。
会社の受付でいつも丁寧に対応してくれる清楚な百瀬さんに、見下され、弄ばれ、支配されたい。
それが100万円を払ってまで叶えたかった、こいつの真の性癖(オーダー)というわけだ。
クライアントのニーズがはっきりした以上、プロとして応えない手はない。
俺は百瀬さんの綺麗な顔立ちに、ゾクッとするような冷ややかな笑みを浮かべた。
「そういうこと……。最初からそう言ってくれればよかったのに」
俺は佐藤の両手首を掴むと、そのまま頭の上に押しつけ、ベッドに強く縫い付けた。
「ひっ!?」
「いいですよ、佐藤さん。女の扱い方が分からないなら、何もしなくていい。ただそこに転がって、私の好きにされてなさい」
耳元で、甘く、けれど残酷なトーンで低く囁く。
上から見下ろす百瀬さんの瞳には、いつもの優しい受付嬢の面影はない。
完全に獲物を品定めする『女王』の光が宿っていた。
「私のこと、ただの可愛い受付嬢だと思ってた? ……甘いですよ、佐藤さん。今夜はあなたが壊れるまで、たっぷり攻めてあげますからね」
佐藤の股間に膝を割り込ませ、ゆっくりと体重をかけていく。
彼の喉から漏れた悦びの悲鳴を聞きながら、俺は百瀬さんの身体を使って、彼を快楽の底へと引きずり込むための攻めを開始した。

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「ぁっ、百瀬さん……ッ!」
手首を掴まれ、逃げ場を奪われた佐藤は、興奮と恐怖が入り混じった表情で身悶えしている。
俺は拘束した彼の手首を片手でまとめると、もう片方の手で、彼の無防備な体にゆっくりと指を滑らせた。
「ふふ、体中カチカチじゃない。力抜いて? ううん、抜かなくていいか。その方がゾクゾクするでしょ?」
胸元から腹筋、そして下腹部へ。
百瀬さんの繊細で柔らかい指先が触れるたびに、佐藤の皮膚がピクッと跳ねる。
男の扱いなんて、どこをどう触れば声が出るか手に取るように分かる。
俺自身の男の感覚と、百瀬さんの身体のしなやかさ。
その二つが合わさった攻めは、素人の手加減なしの拷問みたいなものだ。
「んぁっ! あ、そこっ!」
「ここ? 気持ちいいんだ。じゃあ、もっと意地悪してあげる」
爪を少しだけ立ててカリカリと引っ掻き、間髪入れずに温かい唇でそこを舐めしゃぶる。
飴と鞭を交互に与えられ、佐藤はベッドの上で魚のように跳ねた。
「ねえ、佐藤さん。会社の受付で私を見る時、こんな風に私に惨めに乱される自分を想像してたの?」
耳元に唇を寄せ、意地悪く囁く。
「ひっ……は、はいッ! 毎日、百瀬さんに……見下されたいってっ、思ってました……!」
「ふふ、変態さんね。いいわ、今日だけはあなたの理想の『冷酷な百瀬さん』になってあげる」
俺は拘束していた手首を解放すると、一気に彼の身体の上へと移動した。
豊かな胸を押し付け、彼の視界を自分の美貌と素肌だけで埋め尽くす。
そして、すでにギリギリまで熱を帯びた彼のイチモツへと、ゆっくりと自分の体を重ねていった。
「あ……あぁっ! 百瀬さん、入っ……ッ!」
「声が大きいですよ、佐藤さん。ほら、私から目を逸らさないで」
上から見下ろし、冷ややかな、けれど底なしに甘い瞳で彼を射抜く。
俺が腰をゆっくりと動かすたび、佐藤は瞳を潤ませ、恍惚とした表情で俺の腰に手を回してきた。
会社では決して見せない受付嬢のドSな一面と、圧倒的な快楽の波。佐藤の理性を完全に破壊するには、それで十分すぎるほどだった。
「ひぅ……っ、凄、すごすぎる……百瀬さんっ……!」
「だめですよ、勝手にイっちゃ。……私のお許しが出るまで、ずっとこのままでいてね?」
くすりと微笑みながら、俺はさらに動きの速度を上げ、欲望の渦の中へと彼を深く、深く沈めていった。

2d621177 No.3965

「あッ、あぁッ! 百瀬、さんッ、もう、限界ッ!」
「だーめ。まだダメですよ、佐藤さん。せっかく百万円も払ったのに、こんな数分で終わっちゃったらもったいないでしょ?」
必死に腰を浮かせようとする佐藤の肩を、俺は容赦なくベッドへ押し戻す。
上から見下ろす百瀬さんの瞳に冷ややかな笑みを浮かべ、あえて焦らすように腰の動きをスローダウンさせた。
極上の快楽のピーク寸前で生殺しにされ、佐藤は「ひぅ……っ」と情けない声を上げて身悶えする。
「おねが、い……っ! イかせてっ、お願いだからッ!」
「ふふ、そんな可愛い顔で頼まれたら……少しだけ、イジワルしたくなっちゃうな」
俺は彼の耳元に顔を寄せ、吐息を吹きかけるように囁いた。
「じゃあ、ちゃんと言って? 『百瀬様、僕を快楽で狂わせてください』って。……言えたら、最高のご褒美をあげる」
「も、百瀬様……ッ! 僕を……僕を快楽で狂わせてください……っ!!」
プライドも何もかも捨て去り、必死の形相で懇願してくる佐藤。
男の情けない欲望が100%剥き出しになったその姿に、俺の中のサディスティックなスイッチが完全にONになる。
「……うん、よく言えました」
その瞬間、俺は一気に腰のストロークを激しく、そして深く打ちつけた。
「あぐっ……―――ッ!?!」
声にならない悲鳴が佐藤の口から漏れる。
百瀬さんのしなやかで豊かな身体を全力で駆使し、彼の敏感な部分を正確に、逃げ場のない角度で抉り続ける。
波のように押し寄せる絶頂の連打に、佐藤の瞳は完全に焦点を失い、白目を剥かんばかりに歓喜の快楽へと呑み込まれていった。
「はっ……ぁッ! 百瀬、さんッ! ああああッ―――!!」
「んっ……ふぁ……ッ!」
限界を迎えた佐藤が身体を大きく跳ね上げ、俺の身体の奥深くで熱い情熱を吐き出した。
同時に、その強烈な締め付けと達成感が百瀬さんの身体を通じて脳に伝わり、俺自身も甘い痺れのような快感に包まれる。
静まり返った室内。
荒い呼吸の音だけが、寂れたワンルームに響いていた。
佐藤は完全に体力を使い果たし、ドロドロに溶けたような顔でぐったりと横たわっている。
その表情は、間違いなく「人生で一番最高の夜」を過ごした男の満足感に満ちあふれていた。
「……ふぅ。お疲れ様、佐藤さん」
俺は百瀬さんの手で彼の汗ばんだ額を優しく撫でてやると、ゆっくりと彼の身体から離れた。
「約束通り、憧れの百瀬さんとの特別な夜……堪能できたでしょ?」
返事の代わりに、佐藤はうつろな目で満足そうに小さく頷いた。
完全に仕上がったな。
俺はシャワーを軽く浴びて汗を流すと、脱ぎ捨ててあった服を丁寧に身につけ、濃いめのメイクを整えた。
カバンの底には、ズッシリと重い100万円の札束。
ベッドで泥のように眠り始めた佐藤を一瞥し、俺はドアのノブに手をかけた。
「まいどあり、佐藤さん。……明日からの会社、遅刻しないようにね?」
クスッと悪戯っぽく微笑み、俺は静かに部屋のドアを閉めた。
夜風が吹くアパートの廊下で、俺は百瀬さんの美しい身体のまま、次の「依頼」をチェックするためにスマホを取り出したのだった。

16abaf15 No.3984

夜の冷たい空気が、百瀬さんの薄手に包まれた肌を心地よく刺激する。
ポケットの中でスマホの画面をタップするが、専用掲示板の通知欄には新たなオファーのマークはない。
今夜の『営業』はこれで終了だ。
「よし、予約も入ってないし……今日はこの身体、もう少し楽しませてもらうとするか」
これだけの極上物件を、佐藤一人に提供してハイ終わりじゃもったいない。
幸いにも明日は週末。
百瀬さんの記憶を手繰り寄せると、明日の彼女の予定は完全なオフだ。
最高の条件が揃っている。
まずは、カバンの中でズッシリと存在感を主張している100万円の処理だ。
女の姿で大金を持ち歩くのはリスクが高すぎる。
俺は駅へ戻ると、構内のコインロッカーに100万円の詰まった封筒を放り込んだ。
キーを抜き、そのまま改札外のコンビニへ向かう。
レジの横にあるスマートレターの封筒を買い、宛先には俺自身の本名の住所と名前を記入。
そこにロッカーの鍵を滑り込ませて封をした。
「お願いしまーす」
百瀬さんの可憐な声で店員に差し出し、会計を済ませる。
ポストに投函された封筒を見送り、俺は小さく口角を上げた。
これで鍵は数日後に俺の元へ届く。
お金の回収は後からゆっくりやればいい。
「さて……」
身軽になったところで、俺は脳内の『百瀬さんの記憶の引き出し』をガラガラと開けた。
自宅の住所、最寄り駅、オートロックの暗証番号、部屋の間取り、クローゼットの中身……。それらが鮮明な映像となって浮かんでくる。
「5つ隣の駅が最寄り駅。そして、駅から徒歩七分、デザイナーズマンションの三階。一人暮らし、っと」
ヒールの音を軽やかに響かせながら、俺は本物の百瀬さんが暮らす拠点へと足を向けた。
自分の姿をした自分以外の誰かが、今夜自分の部屋に帰ってくるなんて知る由もない本人の記憶を頼りに。
夜風に黒髪をなびかせながら、俺は女としての二回戦――『百瀬さんの私生活の満喫』に向かって、夜の駅までの道を歩き出した。

16abaf15 No.3985

百瀬さんの記憶通り、最寄り駅へ向かう路線に乗り換える。
夜も遅い時間帯だというのに、ホームには予想以上の人が溢れていた。
サラリーマンや学生の集団に揉まれながら、俺はホームの足元に書かれたピンク色の文字へと向かう。
『女性専用車両』
男の姿の時には絶対に立ち入ることのできない、聖域中の聖域。
滑り込んできた電車に乗り込むと、一般車両の混雑が嘘のように、車内には適度なゆとりがあった。
「あ、空いてる……」
運良く、シートの端の方にひとつだけ空席を見つける。
ヒールで疲れた脚を休ませるべく、俺はそっとそこへ滑り込んだ。
ふと隣に目をやると、そこには目を引くほど可愛らしい私服姿の女性が座っていた。
上品なパステルカラーのニットに、柔らかい素材のスカート。
洗練された雰囲気からして、どこかのオフィスで働く美人OLさんだろう。
膝の上にはブランドのトートバッグを乗せ、疲れた様子で少し目を細めている。
仕事帰りのはずなのに、彼女からはフワリと、柑橘系とフローラルが混ざったような洗練された甘い香りが漂ってきた。
香水のキツさではなく、髪や肌から直接香ってくるような、実に品のあるいい匂いだ。
(は〜、たまらんなこれ)
男の姿で満員電車に乗っていれば、漂ってくるのは汗と酒と加齢臭の地獄絵図だ。
それが今や、右を見ても左を見ても清潔な女性ばかりで、隣には極上の美人が座っている。
俺は百瀬さんの長い脚を綺麗に揃えて組み直し、隣の彼女に悟られないよう、チラリと視線を走らせた。
女の身体で受ける視線の鬱陶しさを知ったばかりだが、こうして『女のフリ』をして美しい女性の隣でその匂いを堪能するのは、なんとも言えない優越感と背徳感がある。
百瀬さんのしなやかな身体に深く体重を預けながら、俺は心地よい香りと電車の揺れに身を任せ、彼女の暮らす街へと運ばれていった。

1ff05b50 No.4003

「大丈夫ですか?」
優しく肩を揺すられ、はっと目を覚ました。
どうやら仕事を終えた安堵感と、慣れない女の身体の疲労で、すっかり寝落ちしていたらしい。
頭が隣の美人OLさんの肩へと倒れかかっていたようだ。
「あっ、すみません!」
慌てて身体を起こし、百瀬さんの可憐な声で謝ると、隣の彼女は怒る風でもなく、ふわりと柔らかい笑みを浮かべた。
「ふふ、いえいえ。お疲れ様ですね」
(マジかよ)
その一言に、俺は心の中で大きく衝撃を受けていた。
男の姿だった頃、電車でうっかり隣の奴に寄りかかりそうになったら、チッと舌打ちされるか、露骨に肘で押し返されるのが関の山だった。
それがどうだ。
女の姿(しかも超絶美人の百瀬さん)というだけで、こんな天使のような対応をされるなんて。
男と女で世界が違いすぎる。
この圧倒的な待遇のギャップに、頭がクラクラしそうだった。
「ありがとうございます」
少し照れくさそうに微笑んで返すと、ちょうどタイミングよく車内アナウンスが響いた。
目的の最寄り駅だ。
俺は彼女に小さく会釈をして電車を降りた。
改札を出て、駅前のコンビニに立ち寄る。
夜中のドカ食い用に、ちょっと高めのパスタとスイーツ、それと百瀬さんの好物らしいハーブティーをカゴに放り込んだ。
100万円の手元への到着は数日後だが、今の俺は懐も心もめちゃくちゃ余裕がある。
コンビニを出て、記憶通りの閑静な住宅街を進むと、お目当てのデザイナーズマンションが見えてきた。
エントランスのオートロックに暗証番号を打ち込み、エレベーターで3階へ。カバンから取り出した鍵で「302号室」のドアを開ける。
「おじゃましまーす……って、自分の家か」
静まり返った部屋の灯りを点けると、そこに広がっていたのは、驚くほど綺麗に整頓されたオシャレな空間だった。
余計なものが一切置かれていないシンプルなインテリア。
洗面台には高級そうなスキンケア用品が整然と並び、部屋全体から百瀬さんの使っているフレグランスの甘い香りが漂っている。
生活感はあるのにゴミひとつ落ちていない、完璧な「憧れの女性の部屋」だ。
「へぇ……大したものだな、百瀬さん」
コンビニの袋をテーブルに置き、俺はフカフカのソファに深く腰掛けた。
冴えない男のアパートで過ごしたドタバタ劇の後に訪れた、極上のプライベート空間。
百瀬さんの身体を借りた俺の、贅沢な夜はまだまだこれからだった。

b3b2116b No.4008

テーブルの上に買い込んできたパスタとスイーツを広げ、まずは空腹を満たすことにした。
百瀬さんの小さい口でパスタをすする。
上品な部屋で食べる深夜のコンビニ飯というのも、なかなか背徳的で乙なものだ。
甘いスイーツを平らげると、男の体では味わえない満足感が全身に満ちていく。
「ごちそうさま。っと、そうだった」
百瀬さんの記憶を辿り、棚の奥から薬のシートを取り出す。
そこにあったのは、生理不順を整えるためのアフターピル(低用量ピル)。
先ほど佐藤のアパートで避妊なしの行為に及んだため、念のための処置だ。
水と一緒に一粒飲み込み、しっかりとリスク管理を済ませる。
いくら借り物の身体とはいえ、余計なトラブルを残すわけにはいかないからな。
「よし、次はさっぱりするか」
佐藤のアパートで浴びたシャワーや汗、そしてあいつの匂いを完全にリセットするため、バスルームへと向かう。
脱衣所で服を脱ぎ捨て、鏡に映る自分の体を一瞥してからシャワーをひねる。
温度設定やシャワーヘッドの角度、愛用のボディソープを泡立てる手順まで、すべて百瀬さんの記憶通りに身体が勝手に動いてくれた。
きめ細やかな泡で全身を丁寧に洗い流し、お気に入りの高いシャンプーで髪を洗う。
バスルームいっぱいに広がる上質な香りに包まれながら、佐藤との泥臭い時間の汚れを綺麗さっぱり洗い流していった。
風呂から上がり、タオルで髪を拭きながらクローゼットの奥にあるランジェリーボックスを開ける。
ずらりと並んだ色とりどりの下着の中から、俺が手に取ったのは清純さと色気が同居した白色のレースの下着。
そしてその上に重ねるための、シルクのように滑らかな肌触りのベビードールだ。
「うん、やっぱりこの身体にはこういうのが似合うな」
鏡の前で、薄桃色の素肌に白のランジェリーとベビードールを身に纏う。
ふわっと広がる裾から覗く太ももと、シースルーの生地越しに見えるボディライン。
自分の手で仕上げたその姿は、どこからどう見ても極上の美女そのものだった。

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「マジかよ、百瀬さん」
ベッドの奥、クローゼットの引き出しの最下層から出てきたアクリルボックスを開けた瞬間、俺は思わず引きつった声を漏らしてしまった。
会社では完璧な清純派で通っている彼女の記憶を辿って見つけたのは、およそそのイメージとは程遠いえげつない大人のオモチャの数々。
ピンクやパステルの可愛らしいローターから、ずっしりとしたリアリティのあるサイズのディルド、さらには吸引系の玩具まで整然と並べられている。
「へぇ、普段はこんなので一人で楽しんでたわけだ」
人は見かけによらないとはこのことか。
だが、中身が男の俺としては願ってもない掘り出し物だ。
せっかくの機会だ、この極上の身体の潜在能力を極限まで引き出させてもらうとするか。
俺は真っ先に、コードレスの強力な小型ローターを手に取った。
ベッドの上に滑り込み、シルクのベビードールを少し押し上げる。
白いレースのパンティ越しに、百瀬さんの秘められた最奥部――すでにほんのりと熱を帯びているそこに、ローターの先端をそっとあてがった。
スイッチを「弱」から一気に「強」へ押し上げる。
ブゥゥゥゥン……!
「ひゃうっ―――ッ!?!」
身体が跳ね上がった。
細く可憐な喉から、自分でも驚くほど可愛らしく甘い悲鳴が飛び出す。
男の感覚では考えられない、脳にダイレクトに響く強烈な快感の波。
パンティの薄い布地を介しているからこそ、摩擦と振動がピンポイントでクリトリスを抉るように刺激してくる。
「あっ、はぁッ! んくっ……や、やば……これっ……ッ!」
自分の手でローターの位置を微妙にずらしながら、一番効くポイントを容赦なく責め立てる。
鏡を見なくてもわかる。
今の俺――百瀬さんの顔は、頬を真っ赤に染め、瞳をうるうると濡らして快楽に酔い痴れているはずだ。
「んぁっ……ふぅ……ッ! も、百瀬さんの身体……感じやすすぎ……ッ!」
男の知識と、百瀬さんの身体の超高感度な反応が合わさり、快感の螺旋がどこまでも加速していく。
自分の喘ぎ声そのものが最高のアロマとなり、さらに脳を痺れさせていく。
誰もいないオシャレな部屋で、ベビードールを乱した美少女が一人、オモチャで自分を酷使しているというシチュエーション。
俺は百瀬さんの可憐な声で甘い悲鳴を上げ続けながら、この身体がもたらす極上の自慰の深みへと、どこまでも没頭していった。

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「はぁっ……はぁっ、ローターだけで……こんなにヤバいのかよっ」
パンティのクロッチ部分は、すでに溢れ出た愛液でグショグショに濡れ落ちていた。
だが、こんな刺激じゃ到底満足できない。
身体の奥底が、もっと強烈で圧倒的な『何か』を求めて疼いている。
俺は荒い息を吐きながらアクリルボックスへ手を伸ばし、ひときわ異彩を放っていた極太のディルドを掴み上げた。
男の俺から見ても「正気か?」と思うような凶悪なサイズ感。
リアルな脈打つスジと迫力のある亀頭が再現されており、吸盤付きの土台が重々しい。
普段の彼女がこれをどこまで飲み込んでいたのか……想像するだけで背筋がゾクゾクしてくる。
「百瀬さん、普段からこんなので満たされてたのかよ」
ボトルからローションをたっぷりと手に取り、ディルド全体へ惜しみなく塗りたくる。
トロリとした透明な液体が、艶やかなシリコンの表面を覆っていく。
濡れそぼった白のパンティをずらし、片足をベッドの上に大きく開いた。
鏡越しに見える自分の姿は、乱れたベビードールから太ももを剥き出しにし、瞳をトロトロに濁らせた完全に淫らな女の顔だ。
「ん……ぁ……っ」
ディルドの先端を、ぬかるんだ秘唇の入り口にあてがう。
ローションと愛液が混ざり合い、チュプ……と淫らな水音が響いた。ゆっくりと体重をかけ、亀頭部分を押し込んでいく。
「ひ……っぐ!? んあぁぁぁっ……ッ!」
みちみちと膣壁が押し広げられていく圧倒的な容量感。
百瀬さんの狭いソコが、容赦ない太さの物体によって強制的に開張されていく。
あまりの圧迫感と快感に、つま先がピンと跳ね上がり、背中が大きく反り返った。
「太っ! やば……全っ然、入っていかな……んんっ!」
根元まで一気に押し込むと、ズンと子宮口を叩くような深い衝撃が走った。
口から溢れるのは、完全に女の子の甘く情けない悲鳴だ。
「はぁっ、はぁっ、凄……お腹、膨らんでる」
腹部に手を当てると、皮下越しにディルドのカタチが浮き出ているのがわかる。
俺は吸盤をベッドのヘッドボードに強く押し付けて固定すると、自ら腰を前後させ始めた。
チュプッ、ズチュ、と部屋の中に重く濡れた音が木霊する。
「あぁっ! んくっっ! すごい、奥まで……っ!」
自分の動きに合わせて、極太の亀頭が敏感な天井部分をガリガリと擦り上げていく。
男の時の性徴では絶対に味わえない、身体の内側を丸ごと支配されるような暴力的な快楽。
百瀬さんの身体が持つ淫らな本能と、オモチャの凶悪な性能が完全に噛み合い、俺の理性をゴリゴリと削り取っていく。
「んぁあッ! 百瀬さんの体、最高! 止まらな……いッ!」
腰の動きは加速度を増し、ベッドがギシギシと悲鳴を上げた。
薄暗い部屋の中、ベビードールを振り乱した美少女が、自ら極太のディルドに腰を打ち付け続ける狂乱の夜は、まだまだ終わる気配を見せなかった。

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「ん……あ……ふぁ……」
まぶしい朝の光がレースのカーテン越しに差し込み、目を覚ました。
が、体に力が入らない。いや、感覚そのものがフワフワと浮いている。
ふとベッドを見下ろすと、そこにはベビードールを乱したまま、すやすやと心地よさそうに眠っている百瀬さんの姿があった。
「あ、抜け出たのか」
どうやら朝を迎えたことで『憑依』の制限時間が切れ、自動的に幽体(ゴースト)の状態に戻ったらしい。
身体感覚が消え、いつもの軽やかな霊体に戻った俺は、空中をプカプカと漂いながら伸びをした。
「うーん、やっぱり自分の幽体姿が一番落ち着くな。っと、そろそろお目覚めかな?」
ベッドの上の百瀬さんが、うっすらと目を開けた。
彼女は「んん……」と可愛らしい声を漏らしながら体を起こし、ぼんやりとした目で周囲を見回す。
「あれ? 私、なんでベビードール着て寝てるの? それに、なんか体中が、すごくダルい」
自分の姿と、ベッド脇に転がっている昨夜のオモチャに気づいた瞬間、彼女の顔がサッと青ざめた。
「えっ……嘘、待って!? 私、また自分でやって……そのまま寝ちゃったの!? しかも、こんな激しく!?」
(ははっ、ごめんなさいね百瀬さん。それ、俺が昨夜やり尽くした跡なんだわ)
声は届かないと分かっていつつも、俺は上空からニヤニヤしながら話しかける。
百瀬さんは真っ赤になりながら、慌ててオモチャをアクリルボックスへと放り込み、クローゼットの奥へと隠した。
「うぅ。最悪。最近、疲れすぎてるのかな……夢遊病みたいな感じ? 全然覚えてないよぉ……」
頭を抱えながら洗面所へ向かう百瀬さん。俺は彼女の背後をすーっとついていく。
「きゃっ!? なんて顔! メイクも落とさずに寝ちゃったから、肌がボロボロじゃない……!」
鏡を見た百瀬さんが悲鳴を上げる。昨夜、俺が佐藤のアパートに行く前に少し濃いめに仕込んだメイクが、そのまま少し崩れて残っていたのだ。
「うわぁん、最悪! 急いで顔洗わなきゃ! あと、なんかお腹の奥もズキズキするし……私、昨日なにしたのー!?」
(いやぁ、昨夜は100万稼いで、その後も一人で大暴れして、めちゃくちゃ充実した夜だったぞ?)
「ハックション! うぅ、寒……。とりあえずシャワー浴びて、今日はお家で大人しくしておこう……」
ブツブツと文句を言いながら服を脱ぎ始める百瀬さん。
その無防備で可憐な日常の姿を、俺は天井付近から特等席で眺める。
「やっぱり本人が動いてる姿も眼福だな。まあ、100万分の仕事はきっちりこなしたし、今日一日くらいは彼女の平和な日常を高みの見物させてもらうとしますか」
自分の身体に起きた「謎の異変」に頭を悩ませる可憐な受付嬢と、それを上空から楽しそうに見つめる俺。
幽体離脱ビジネスの次の依頼が来るまでの、束の間の平和な朝が過ぎていった。

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「ふぅ、とりあえずお湯張る時間もないし、シャワーで済ませよ」
百瀬さんは脱衣所でベビードールと下着を脱ぎ捨てると、バスタオルを一枚持ってバスルームへと入っていった。
もちろん、俺も壁をすり抜けてそのまま追跡する。
幽体(ゴースト)だからドアを開ける必要もなければ、湯気で視界が遮られることもない。完全なフリーアングル、特等席中の特等席だ。
「んっ、冷たッ。あ、温かくなってきた」
シャワーをひねり、お湯が勢いよく彼女の白い肌を叩く。
俺は天井付近から、まずは真上(トップビュー)の角度で彼女を見下ろした。
濡れた漆黒の髪が背中に張り付き、うなじから肩、そしてキュッと引き締まったくびれへと滴が流れていく。
真上から見ると、彼女の頭頂部からつま先までのラインが一目瞭然で、どこか神秘的すらある美しさだ。
(ほう、上からのアングルも乙なもんだな。だが、やっぱり次は……)
俺はスッと滑るように下降し、シャワーヘッドのすぐ隣――つまり百瀬さんの正面、至近距離に位置取った。
「うぅ、なんか胸のあたりもちょっとヒリヒリする。私、本当に昨日何したのよ」
目の前に迫る、豊かな膨らみ。
水滴を弾く弾力のある肌と、湯気の中でほんのり桜色に染まっていく肌。昨夜、俺自身が動かしていた身体だからこそ、その柔らかさや感触が手に取るように思い出される。
彼女が首を傾げるたびに揺れる胸元を、俺は目と鼻の先の距離でじっくりと観察した。
「次は髪、洗っちゃお」
百瀬さんが目を閉じ、シャンプーを泡立て始める。
絶好のチャンスとばかりに、俺は床スレスレまで視線を下げた。ローアングルだ。
泡に包まれた細い脚、キュッと上がった小さなお尻、そして太ももの隙間から覗く濡れた肌。足元から流れる泡と水滴のコントラストがめちゃくちゃ艶っぽい。
「ふぅ……すっきりした。でも、なんでこんなにお腹の奥がぽかぽかしてるんだろ」
頭の泡をシャワーで綺麗に流しながら、百瀬さんは不思議そうに自分の小さなお腹を手で撫でている。
(それはね、百瀬さん。昨夜そこに極太のオモチャが何回も出入りしたからですよ)
壁の中に半身を突っ込んで横からのシルエットを楽しんだり、彼女の視線と同調するように鏡越しに全身を眺めたり。
幽体ならではの縦横無尽なアングルチェンジをフル活用して、俺は完璧な受付嬢の無防備すぎるバスタイムを心ゆくまで堪能した。
「よしっ、お洗濯して、今日は1日YouTubeでも見てダラダラしよ!」
何も知らない百瀬さんは清々しい顔でシャワーを止め、タオルで身体を拭き始めた。
俺は天井で腕を組み、満足感たっぷりに小さく頷いたのだった。

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それから数日が過ぎたが、専用掲示板の通知はパタリと途絶えていた。
「チッ、次の依頼が来ねぇな」
幽体のまま街をプカプカと漂いながら、俺はスマホの画面を恨めしく眺める。
まあ、当然といえば当然か。
基本料金だけでも5万、最後までやれば100万近く吹っ飛ぶような狂ったオプション設定だ。佐藤みたいな『一生に一度の無茶』をする珍客が、そうポンポン現れるはずもない。
金ならロッカーの鍵が自宅に届き、100万を無事に回収できたから当分は遊んで暮らせる。
だが問題は――一度あんな極上の女の身体で快楽を味わっちまったせいで、俺自身の『性欲』が完全に持て余し気味になっていることだ。
「暇だし、久しぶりにタダで一発楽しんでおくか……」
俺は足早に、歓楽街の奥にある老舗の高級ラブホテル街へと向かった。
狙いは簡単だ。
適当なカップルの男にスッと憑依して、そのまま女を抱いて満足したら脱出する。
いつもやってる手軽な欲求不満の解消法である。
ホテルの壁をすり抜け、どうせなら一番豪華な部屋のやつを拝借しようと、最上階のスイートルームへ向かった。
ドアをすり抜けて室内に入った瞬間、俺は思わず足を止めた。
「んっ、ふぁ……、あや……息、苦しいよぉ……」
「ダメ……もっと私で満たされて、理沙……っ」
広いベッドの上で、バスローブをはだけさせた二人の女性が、濃厚に唇を重ね合わせていた。
「……え、嘘だろ? レズカップル!?」
思わず声が出そうになった。
しかも、二人ともグラビアアイドルかと思うレベルでめちゃくちゃ可愛い。
ベッドの上で押し倒されているのは、華奢で儚げな雰囲気を纏ったショートカットの美少女――理沙ちゃん。
そして、その上に覆いかぶさっているのは、黒髪ロングでモデル体型の、少し意地悪そうな笑みを浮かべたお姉さんタイプ――彩さん。
「あやのキス……激しすぎて、頭おかしくなっちゃう……っ」
「ふふ、可愛い。理沙がそんな顔するから、私ガマンできなくなっちゃうの……」
甘い吐息と、ちゅぷ、と淫らな水音が静かなスイートルームに響き渡る。
男と女のカップルを探しに来たはずが、まさかこんな極上のレズバトルに遭遇するとは。
(うっわ、どっちも捨てがたい! どっちに憑依するのが正解だ?)
俺は天井の隅に陣取り、腕を組んで思案を始めた。
彩さんに憑依すれば、あの可憐で可愛い理沙ちゃんを自分の手で存分に可愛がり、攻め立てることができる。
逆に理沙ちゃんに憑依すれば、あの美人の彩さんから攻め立てられる甘美な快楽を、女の身体で直接味わうことができる。
「ねえ、理沙……今日は私に、どこまでされたい?」
「んっ……あやの好きなようにしてっ。私、あやになら……何されてもいいから……っ」
「ほんと? 後悔しても知らないよ?」
耳元で囁き合い、互いの肌を擦り合わせる二人。
男の姿では絶対に立ち入れない百合の花園。俺はどっちの身体に滑り込むのが一番『美味しい』かを見極めるため、唾を飲み込みながら、二人の濃厚なプレイをじっと見つめ始めた。

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「んっ……あっ、あや……手、そこは……っ」
「ふふ、理沙のここ、もうこんなに熱くなってる。本当に可愛い……」
彩の細い指先が、理沙のバスローブの隙間から滑り込み、華奢な身体をなぞっていく。
理沙は顔を真っ赤にして背中を反らせ、上目遣いで彩を見つめていた。
(うわぁ……攻めの彩さんはめちゃくちゃ手が手慣れてるし、受けの理沙ちゃんは声もリアクションも百点満点だ!)
天井で浮遊しながら、俺の脳内は大混乱だった。
彩に憑依すれば、あの素直で可憐な理沙ちゃんを思いのままに攻め立てて、甘い悲鳴を独占できる。
男としての征服感がビンビンに刺激されるルートだ。
しかし、理沙ちゃんに憑依すれば、彩さんのあの妖艶なテクニックとドSっぽい攻めを、女の身体の超高感度な感覚でフルに堪能できる。百瀬さんの身体で味わった『攻められる快楽』の病みつきになる感覚が、俺の背筋をぞくぞくさせたた。
「ねえ、理沙。もっと声聞かせて……?」
「あっ……んぁっ! あやっ、好き……っ!」
彩が理沙の首筋に顔をうずめ、柔らかい唇で吸いつく。
理沙の口から漏れる、切なげで甘い喘ぎ声。
(決めた。今日は『攻められる側』だ!)
理沙ちゃんの可憐な身体に入り込んで、あの美しい彩さんに思いっきり可愛がってもらう方が、今の俺の気分には圧倒的にマッチしている。
「よし、お邪魔するぜ、理沙ちゃん!」
俺はタイミングを見計らい、彩に押し倒されて目を閉じている理沙ちゃんの身体に向かって、空中からスッと滑り込んだ。
――ガタッ。
視界が一瞬でぐにゃりと歪み、次の瞬間、全身を猛烈な『熱』が包み込む。
ふわりと漂う、彩のつけている高級感のある香水の香り。
首筋に触れる温かい唇と、滑らかな舌の感触。そして、胸の奥から湧き上がってくる、理沙ちゃん自身の甘やかな興奮。
(キタキタキタ! 同調完了!)
「んっ……あや……ぁ……」
俺が理沙ちゃんの声で小さく吐息を漏らすと、上から覗き込んでいた彩が、満足そうに目を細めて微笑んだ。
「理沙? どうしたの、急に身体が熱くなって。そんなにおねだりしたくなっちゃった?」
彩の綺麗なお手入れされた指先が、理沙ちゃんの繊細な肌をなで上げていく。
身体の芯まで痺れるような甘い刺激に、俺――いや、理沙ちゃんの身体は一瞬で跳ね上がった。
「あっ……んんッ! や、あや……そこ、だめぇ……ッ!」
中身は男の俺だが、喉から出るのは可憐な理沙ちゃんの悲鳴そのもの。
極上のレズカップルの、最高の夜の主役(受け)になりきって、俺は彩の攻めに身を委ねていった。

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「だめ、じゃないでしょ? こんなに素直に反応しちゃって」
彩の指先が、理沙の華奢な下腹部をゆるやかに弄る。
そのたびに、理沙の身体が内側からキュッと収縮し、強烈な痺れが背骨を駆け上がってきた。
(うっわ!理沙ちゃんの身体、感度高すぎだろ!)
百瀬さんの大人の色香漂う身体とはまた違う、華奢でどこか儚い少女のような肉体。
彩の指がほんの少し触れるだけで、皮膚全体が敏感に跳ね上がり、呼吸が勝手に浅くなっていく。
「あやっ、あ……ッ、そこ、意地悪しないでぇっ」
「ふふ、可愛い。理沙ってば、今日はなんだかいつもより声が甘いね?」
彩は満足げに目を細めると、理沙の太ももをそっと開き、自分の身体をぐっと密着させてきた。
バスローブ越しに伝わる、彩のしなやかで温かい体温。
そして、首筋に落とされる、熱くねっとりとした口づけ。
「んぁっ! あやの、体温……あつ、い……ッ」
「もっと熱くしてあげる。ほら、私を見て?」
彩の細い指が理沙の顎をすくい上げ、強制的に視線を交わさせられる。
上から見下ろす彩の瞳は、理沙を慈しむような深い愛おしさと、どこか逃がさないと言いたげな艶やかな肉欲で満ち満ちていた。
「ん、む、ぁ……っ」
再び重ね合わされる唇。
今度はさっきよりも深く、逃げ場を塞ぐような濃厚なキッスだった。
舌が侵入し、口内の敏感な粘膜を余すことなく舐めしゃぶられる。
唾液の混ざり合う淫らな音が耳元で鳴り響き、俺の意識は甘い快楽の渦の中にドロドロと溶かされていった。
(男の憑依じゃ絶対に味わえない、この『包み込まれる』感じ。最高すぎる。)
「んっ、ふぅ。理沙、手……繋いで?」
彩が指を絡めてくる。
指と指がぴったりと合わさり、ベッドに押し付けられる。
拘束された状態のまま、彩のもう片方の手が理沙のバスローブの帯を解き、滑らかな素肌へと直接滑り込んでいった。



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