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「やっぱり太刀葉さん凄く可愛いジャン♪
目隠れ黒縁メガネでクラスの隅で大人しいし陰キャぽく見えるけど実は可愛いんじゃないかと思ってたんだ」
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全身が映る大きな鏡には今まで見たことが無い美少女の姿が映し出されていた。
芋臭さを感じる地味な女子だった太刀葉さんとも、そして男だった俺のごつごつした身体とも違う、柔らかな曲線を描くスタイルの良い肢体。
以前から抱いていた俺の予想はやはり正しかったようで素顔の太刀葉さんはクラスの……いや、学校中のどの女子と比較しても一番と言える程に整った容姿をしていて、この身体が今日から自分のものになったのだと思うと自然と口元が緩んでしまう。
「さーて、下着姿はじっくりと堪能できたことだし……くひっ♡ お次は女のカイカンってやつを愉しませてもらうとするかなぁ♡」
俺はもはや自分の物となった太刀葉さんの顔にいやらしい笑みを浮かべると下着に手を掛ける。
股間に密着している布地は俺の興奮によってぐちょぐちょに濡れていて、まるで俺という男からの愛撫を待ちわびているかのようでもあった。
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太刀葉さんと入れ替わったのはほんの数時間前、放課後のことだった。
図書委員をしている彼女は廃棄する本をゴミ捨て場に持っていく最中だったらしく、その途中にうっかり階段で足を踏み外してしまったのだと。
そして俺は運良く彼女の真下にいたわけで――気が付いた時にはこうして太刀葉さんの身体で目を覚まし、青ざめた顔でこちらを指差す元自分の顔を目にしていたのだ。
身体が入れ替わっていることに気づいた時は俺も多少狼狽えたが、すぐにチャンスだと思った。何しろ以前からずっと目をつけていた隠れ美少女の身体を俺の思うがままに出来るようになったのだから。
それからは早かった。俺の身体になった太刀葉さんを口八丁で適当に言いくるめ、元に戻るまでの間はとりあえずお互いのフリをしようと半ば無理矢理に約束させた。
お互いのフリをするってことは当然その立場も服も交友関係も住んでいるところも、互いの人生の何もかもを交換するということになる。
もちろん、俺には元の身体に戻る気なんてさらさらない。冴えない男からこんな可愛くてエロいカラダに生まれ変われたのだから、これからは太刀葉さんとしての美少女ライフを思う存分満喫するつもりだ。
以前の太刀葉さんは「飛びぬけて優れた容姿を妬まれて酷い虐めを受けたトラウマであえて地味な格好ばかりをしていた」みたいだがそんなの勿体ない。
これからは俺好みの恰好をさせて、俺の新しい人生の器として相応しい女に染め上げてやるとしよう。
「あれ? なんで俺、太刀葉さんが昔虐められてたことなんて知って……まあいいか。今はそれよりも……っと♡」
もはや抑えきれなくなった興奮と性欲のままに、すべすべとした材質の黒い下着を一思いに脱ぎ捨ててしまう。
生の女性器なんて初めて見るが、それがまさか自分自身のモノになるとは夢にも思わなかった。