f8b8b9c2 No.1919
(うわぁ〜。わたしで童貞捨てたくせに、何いってるんだコイツ。)
わたしは敏明の言い草に腹を立てていた。
先週の土曜日、なんとなく彼氏、彼女っぽい関係だった敏明のやつが「たのむよ。俺、もう童貞は嫌なんだ。」なんて、泣いて頼むもんだから、痛いのは承知で一発やらせてあげたのに「清美って、『痛い』とか言って涙流してるんだぜ。」とか言っているのを聞いてしまったからだ。
当然、わたしは敏明のことをタコ殴りにした。
「ねぇ、清美ちゃん。その、、、敏明くんと、やっちゃったの?」
親友の双葉ちゃんが声を潜めて聞いてきたので、「そうね。あいつが「童貞はもう嫌だ!って、泣いて頼むから、やらせてあげたわね。」
「清美ちゃん、、、、、、。清美ちゃんて処女だったんでしょ?」
「まぁ、そうね。」
顔がカッと熱くなる。
「痛くなかった?」
違う親友の青葉ちゃんも話に混ざってきた。女の子には親友がいっぱいいるのだ。
女の子はこう言う話には興味津々だ。
f8b8b9c2 No.1920
次のお昼休み、わたしは女子裁判の被告席に座らされていた。
「痛くなかった?」
「超痛かったわよ。」
「血とかいっぱい出た?」
「凄っごい出た」
「妊娠、怖くなかった?」
「あのバカ、ゴム(コンドーム)つけてたし」
まあ、ゴムとは言え完璧じゃないけどね。
いろんなことを散々聞かれた。付き合うようになったきっかけとか。
「じゃあ、もうすぐお昼休みも終わるから最後に。」
陪審員を代表して双葉ちゃんが聞いた。
「清美ちゃん、自分のことわたしって言ってない?」
、、、
、、、
、、、
、、、
「そうかな?」
うんうんと女の子達は頷いた。
「まあ、ことが済んだ後、『清美、お前さ、俺って言うのも可愛いけどさ、わたしって言った方が絶対可愛い。』とか言うしさ。」
「そっかぁ。」
双葉ちゃんが呟く。
「わたしたちが散々言っても直らなかったのに、彼氏に言われると一発ですかそうですか。」