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[R] No.937

¨ [R] No.983
「は……?な、なんで」
電車に揺られていたはずが、気がつくとお腹が重くて圧迫感がある。なんだろうと思って見下ろすと丸々膨らんだお腹があるではないか。
「い、いや。なんだ、これ、この声」
それだけじゃない、声は高く女みたいだ。それに胸も重い、固い枠組みで包まれているのも気持ち悪い。そして何よりは股間だ、やけに軽くて物足りない。
「きゃ、きゃあああ!?」
俺より先に悲鳴が上がった。野太い男が女みたいな悲鳴を上げている、というかその悲鳴は"自分"の声だった。
¨ [R] No.1001
声のした方を見ると、自分の顔と目が合った。
「わた、私の赤ちゃん!」
野太い声でそう叫びながら、自分が襲いかかってきた。
「ちょ、落ち着けって・・・」
俺が本能的にお腹を庇うと、周りに居た男達が俺を取り抑えた。
「いやぁぁぁ、私は、私じゃないのぉぉぉ」
俺は『自分』が泣き叫びながら駅員に引きづられて
いくのを呆然と見送った。
「大丈夫ですか?」
駅員に声を掛けられ、俺はハッと我に返った。
いやいや、このままじゃ『俺』が犯罪者にされるんじゃないのか?!
「あ、いや違うんです、彼は・・・」
そう言いかけた俺は、突然強烈な腹痛に襲われた。
そしてパシャっという音がして、股間から大量の液体が
流れ出ていった。
「い、い、いったぁぁぁい」
俺は何が起こったのかわからずにパニックの襲われた。
「大変だ、彼女が破水したぞ!救急車を呼べ!あと担架も!」
うそ、破水って・・・まさか俺、これから出産するの!?

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