|
[R] No.1276
「わひゃっふうぅ!」
風呂場の扉を開いた俺は、思わず変な声を出してしまう。そこには介護福祉士の双葉さんが満面の笑顔でいたからだ。
「ごっ、ごめんなさい!」
謝って(なんで自分ちの風呂場で謝ってるんだろう)風呂場から出ていこうとした俺の手を捕まえて、敏子さんは俺を風呂場に引っ張りこむ。
「忘れちゃったの?今日は入浴指導の約束だったでしょう?忘れちゃったの?」
ああ。そんな事もあったような。
下手に言い訳すると、その3倍くらいになって返ってくるからなあ。
「ごめんなさい。忘れてました。」
「そんな事だろうと思ったわ。」
双葉さんは溜息を吐く。
「じゃあ、今から入浴指導しましょうか。」
|